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Ferrari 296 GT3
経験豊富なWECドライバーを起用

多くのマニュファクチャラーからGT3マシンが参戦する、IMSA開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レース。プロドライバーのみで構成されるGTDプロクラスで優勝を狙うのが、米国を拠点とするドラゴンスピードの「296 GT3」81号車だ。
ドライバーは世界耐久選手権(WEC)においてフェラーリのオフィシャルドライバーを務めるミゲル・モリーナを筆頭に、アルベルト・コスタ、トーマス・ノイバウアー、ダビデ・リゴンという経験豊富なラインナップで優勝を狙う。
残りの7台の296 GT3は、プロドライバーとジェントルマンドライバーの組み合わせによるGTDクラスにエントリー。WECでフェラーリとコンビネーションを組むAFコルセは、21号車をケイ・コッツォリー、サイモン・マン、アレッサンドロ・ピエール・グイディ、リロウ・ワドゥ、50号車をリカルド・アゴスチーニ、コンラッド・ラウルセン、アーサー・ルクレール、クストディオ・トレドがドライブする。
さらに、トリアルシ・コンペティツィオーネは021号車と023号車、チェティラー・レーシングの47号車、コンクエスト・レーシングの34号車、インセプション・レーシングの70号車が、GTDクラスにエントリーを果たした。
公式テスト「ROAR」で上々のタイムをマーク

1月18日から19日にかけて、今週末の24時間レースに向けた公式テスト「ロア・ビフォア・ザ・ロレックス(ROAR Before the Rolex)」が、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいて行われた。
GTDプロクラスは、ドラゴンスピードの81号車をドライブしたコスタが1分48秒263で8番手タイム。チームメイトのモリーナは1分48秒278で走り、9番手タイムをマークした。GTDクラスはAFコルセ 21号車のステアリングを握ったグイディが1分48秒131をマークし、フェラーリ勢トップの3番手に入っている。
1月23日は全クラスを対象とした2回のフリー走行が午前と午後に予定される。その後、GTDクラスは午後2時10分から2時25分、GTDプロ・クラスは午後2時35分から2時50分まで予選が行われる。デイトナ24時間レースは1月25日午後1時40分にスタートし、翌日の同時間にフィニッシュする(すべて現地時間)。