【IMSA】WECプログラムを休止してIMSAに集中するランボルギーニ

IMSA開幕戦デイトナ24時間に挑む「ランボルギーニ SC63」が新カラーリングを公開「イタリア国旗をイメージ」

イタリア国旗イメージした新カラーリングでIMSAに参戦するランボルギーニ SC63。
IMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦「ロレックス・デイトナ24時間レース」に1台体制で挑む、ランボルギーニ SC63。
1月25日に決勝レースが開催される、IMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦「ロレックス・デイトナ24時間レース」。ランボルギーニは、トップカテゴリーのGTPクラスの「SC63」に加えて、GTDプロクラスとGTDクラスに、3台の「ウラカン GT3 EVO2」を送り込む。

Lamborghini SC63

元F1ドライバーを含む強力なラインナップ

IMSAのGTPクラスに参戦するランボルギーニ SC63 63号車は、クビアトとグロージャンという元F1ドライバーを含む強力な布陣を敷いた。
IMSAのGTPクラスに参戦するランボルギーニ SC63 63号車は、クビアトとグロージャンという元F1ドライバーを含む強力な布陣を敷いた。

アウトモビリ・ランボルギーニ・スクアドラ・コルセとして、トップカテゴリーのGTPクラスに参戦する「ランボルギーニ SC63」は、2024年シーズンに世界耐久選手権(WEC)とIMSAにデビューして以来、2シーズン目を迎えた。今シーズン、チームはWECへの参戦を休止し、北米でのプログラムに集中することを決定。今回、2025年シーズンに向けて、イタリア国旗をイメージした新カラーリングもお披露目された。

開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レースにおいて、ゼッケン63をつけた「ランボルギーニ SC63」は、元F1ドライバーのロマン・グロージャンとダニール・クビアトに、ランボルギーニ・オフィシャルドライバーのミルコ・ポルトロッティとエドアルド・モルタラという強力なラインナップで挑む。

ボルトロッティとクビアトはWECプログラムでもSC63をドライブしており、今シーズンはグロージャンと共に、IMSA耐久カップ全5戦に参戦する。デイトナ24時間においてSC63のステアリングを握るモルタラは、2025年シーズンの残りのレースは「ウラカン GT3 EVO2」でのプログラムに参加する予定だ。

3台のウラカン GT3 EVO2がエントリー

GTDプロ・クラスとGTDクラスに3台のウラカン GT3 EVO2が登場する。
2025年シーズンはプロドライバーによるGTDプロクラスに1台、ジェントルドライバーを含むGTDクラスに2台のウラカン GT3 EVO2がエントリーを果たした。

ランボルギーニは、GTDプロクラスにウラカン GT3 EVO2でIMSAにフル参戦する。カナダを拠点とするパフ・モータースポーツが、スプリントと耐久カップの両選手権に、ファクトリーサポートチームとしてエントリーを果たした。「ウラカン GT3 EVO2」9号車は、アンドレア・カルダレッリ、ジェームズ・ヒンチクリフ、マルコ・マペッリ、ジョーダン・ペッパーがステアリングを握る。

ジェントルドライバーを含むGTDクラスは、ウェイン・テイラー・レーシングの45号車をグラハム・ドイル 、ダニー・フォーマル、トレント・ハインドマン、カイル・マルチェッリ。フォルテ・レーシングの78号車をマリオ・ファーンバッハー、ミーシャ・ゴイヒバーグ、パーカー・クリガーマン、フランク・ペレーラの4人がドライブする。

2024年シーズンから、WEC参戦をスタートした「ランボルギーニ SC63 LMDh」が、わずか1シーズンでプログラムを終了することになった。

WECプログラム休止を発表したランボルギーニの次のターゲットは?リソースを「テメラリオ GT3」開発に集中

アウトモビリ・ランボルギーニは、FIA世界耐久選手権(WEC)における、ハイパーカーとLMGT3クラス参戦プログラムを、2024年シーズンをもって休止すると発表した。テメラリオ GT3の開発に集中し、SC63 LMDhでのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権への参戦は継続する。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…