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PORSCHE Cayenne Electric
フル電動とICE搭載モデルが登場予定

ICE搭載モデルとBEVバージョンは、どちらも「ポルシェ カイエン」の名称を使用し、インテリアも共通となりそうだ。その一方で、プラットフォームをはじめ中身は大きく異なるだろう。「カイエン エレクトリック」はアウディの「A6 e-tron」と「Q6 e-tron」、そして弟分の「マカン エレクトリック」と同様に「PPE」アーキテクチャの拡張バージョンを採用する。
今回撮影に成功したプロトタイプからは、カモフラージュによってデザインの詳細を確認することは困難だ。ひとつ言えるのは、カイエンのヘッドライトとグリルのスタイリングは、マカンに通じるイメージになりそうだ。
BEVのトップグレードは1000PSオーバーに?

カイエン エレクトリックのエントリーグレードは、おそらくパワートレインをマカンの上級モデルと共有するだろう。「マカン 4S」は合計最高出力516PS(380kW)、「マカン ターボ」が639PS(470kW)のデュアルモーターを備えており、これらのユニットを流用する可能性がある。
一方、高性能グレードの「カイエン ターボ」は、「タイカン ターボ」が搭載する最高出力884PSや、「タイカン ターボS」の952PSユニットを採用することが考えられる。また、ライバルの「テスラ モデルX プラッド」に対抗すべく、「タイカン ターボGT」の心臓部である1034PS(760kW)のモーターを積んだハイパフォーマンスバージョンも開発中とみられる。
新型の登場は遅れるのか?

第4世代となる「ポルシェ カイエン」次期型に用意されるBEV仕様は、2025年後半または2026年初頭にデビューするとされていた。しかし、ポルシェがBEV戦略を再考していることから、発売が遅れる可能性もありそうだ。