ラディカル、3000台目のレーシングカーをラインオフ

専用装備が施された3000台目のラディカル「SR3 XXR」が英国のレーシングドライバーにデリバリー

ラディカルのヘリテージをイメージし、ブロンズカラーが施された3000台目の記念車両「SR3 SR3 XXR」。
ラディカルのヘリテージをイメージし、ブロンズカラーが施された3000台目の記念車両「SR3 SR3 XXR」。
英国に本拠を置くラディカル・モータースポーツは、2025年に創立28周年を迎え、製造台数が3000台に達したことを発表した。3000台目のレーシングカーは「SR3」。記念車両として特別な装備が施され、デリバリーされている。

Radical SR3 XXR 3000

レーシングドライバーのヒューイットが購入

サーキットを走行する「ラディカル SR3 SR3 XXR」。
3000台目のラディカルを「SR3 SR3 XXR」をオーダーしたのは、英国のレーシングドライバー、ジョン・ヒューイット。彼は長年、ラディカルでレース活動を戦い続けている。

3000台目の車両は、ラディカル・モータースポーツのアイコン「SR3 XXR」。長年のカスタマーであり、ラディカル・カップUKに参戦するであるレーシングドライバーのジョン・ヒューイットに引き渡されるため、英国ピーターバラ本社の生産ラインからロールオフされた。

この特別な機会を記念して、この車両はユニークなワンオフのシャシーに、ブロンズ・パウダーコーティングが施され、ラディカルのレーシングヘリテージを称えたブロンズのホイールとデカールが組み合わせられた。

1997年に設立されたラディカル・モータースポーツは、プロフェッショナルドライバーだけでなく、エンスージアストにも高性能レーシングカーを供給することで、モータースポーツの世界に革命を起こしてきた歴史を持つ。

現在、30を超える強力なディーラーネットワークを介して、世界20ヵ国以上に販売され、世界中で14のワンメイクレースシリーズ「ラディカルカップ(Radical Cup)」もサポート。グラスルーツレースから国際選手権まで、ラディカルは高度なパフォーマンスを持つレーシングカーの代名詞となっている。

英国の自動車業界が厳しい経済状況に直面しているにも関わらず、ラディカルは持続的な収益性を達成。自動車業界全体が生産台数の減少や景気の不透明感にさらされるなか、ラディカルはニッチなマーケット、カスタマーとの密接な関係の構築、モータースポーツプログラムに注力することで、3000台という記録的な生産数を達成した。

設立28年周年の記念日に3000台目を納車

ラディカルのヘリテージをイメージし、ブロンズカラーが施された3000台目の記念車両「SR3 SR3 XXR」。
ジョン・ヒューイットに納車された1月28日は、ラディカルの創立日。「SR3 SR3 XXR」は、3000台目のラディカルに相応しい専用装備が奢られた。

1997年4月に、最初のモデルである「1100 クラブスポーツ」がブランズハッチ・サーキットで最初のカスタマーへと納車。3000台目の記念すべき車両がデリバリーされた2025年1月28日は、会社設立からちょうど 28年目にあたる。ラディカル・モータースポーツのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるダン・レッドパスは、生産台数3000台達成を受けて、次のようにコメントした。

「3000台目のマイルストーンに到達したことは、我々のチームの献身と優れた才能を証明しています。 これはラディカルにとってだけでなく、この素晴らしい旅を通して私たちを支えてくれた、お客様やファンにとっても誇らしい瞬間になりました」

「私たちの成功は、私たちが最も得意とすること、つまりワールドクラスのレーシングカーの製造と、他では決して得られないカスタマーエクスペリエンスを提供することに集中することで達成されました。このような困難な時代であっても、成長できることを示しています」

「ラディカル SR10 XXR」2025年モデルのエクステリア。

ラディカルのサーキット走行用モデル「SR10 XXR」「SR3 XXR」がMY25にアップデート

英国に本拠を置くラディカル・モータースポーツ(Radical Motorsport )は、「SR10 XXR」と「SR3 XXR」に年次改良を実施。安全性、信頼性、パフォーマンスが向上した、2025年モデルとして発表した。すべてのアップグレードは既存ユーザーにも適用される。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…