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Volkswagen Passat 2.0 TSI 4MOTION
待望の2.0リッター直4ガソリンターボを追加

フォルクスワーゲンは、先行導入された「タイロン」に続き、「ティグアン」「パサート」にも、パワフルなターボチャージャー付き2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジン(TSI)搭載モデルを追加する。すべてのモデルがインテリジェントに制御された全輪駆動システム「4MOTION」との組み合わせとなり、最大2200kg(パサートとティグアン)、2500kg(タイロン)のトレーラー牽引が可能になった。
ティグアンとタイロンは、最高出力150kW(204PS)と195kW(265PS)を発揮する2種類の「2.0 TSI 4MOTION」をラインナップ。パサートは、パワフルな195kW(265PS)仕様のみがカタログに追加される。
欧州における価格は、150kW仕様の「ティグアン 2.0 TSI 4MOTION」が4万8175ユーロ、「タイロン 2.0 TSI 4MOTION」が5万770ユーロ。195kW仕様は「パサート 2.0 TSI 4MOTION」が6万2990ユーロ、「ティグアン 2.0 TSI 4MOTION」が5万7995ユーロ、「タイロン 2.0 TSI 4MOTION」が5万9755ユーロ。すでにドイツを含む一部のヨーロッパにおいて、受注が開始されている。
トレーラー牽引に対応する「4MOTION」

フォルクスワーゲンが誇る全輪駆動システム「4MOTION」は、あらゆる天候や路面状況において、安全性と走行安定性を提供。通常の走行状態、たとえば市街地などの最大負荷がかからないドライ路面では、燃料消費を抑えるためフロントアクスルのみに動力を伝達する。
より高い負荷が要求されるシチュエーション、またはホイールがグリップを失う危険性がある場合にのみ、リヤアクスルに駆動力が伝達される。ただし雪道などの常に最高レベルのトラクションが要求される路面では、手動で全輪駆動へと切り替えることが可能だ。
オプションのボールカップリングを装備した「4MOTION」モデルには、トレーラー牽引時にそのインテリジェントな機能を発揮。「4MOTION」システムが連結されたトレーラーを検出すると、「トレーラー・ドライビング・プロファイル」が自動的に作動し、前後アクスルのパワーデリバリーを最適に配分する。