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Rolls-Royce Ghost Series II
パワフルなエンジンを備えたドライバー志向モデル
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、日本市場における最新モデル「ゴースト シリーズⅡ」の発表会を開催した。2009年に発表された“ベイビー・ロールス”ことゴーストは、今やブランドの代表的モデルとして進化を遂げている。今回発表されたのは2020年に発表された2代目のマイナーチェンジモデルとなるが、これまで同様にパワフルな6.75リッターV12ツインターボエンジンを備えたドライバー志向のモデルである。
新型の概要としては外観と内装が変更され、エクステリアは従来のゴーストのデザインを踏襲しつつ、ロールス・ロイスらしさを追求したモノリシックなデザインを採用。特にヘッドランプなどフロントまわりを中心にインパクトのある形へと進化させた。インテリアには革新的な素材と洗練された工芸技術が採用され、ビスポークの可能性をさらに広げたと謳う。
トリムに新素材の竹由来のレーヨン生地を採用
フロントにはイルミネーテッド・パンテオン・グリルを採用し、クリーンで現代的なデザインが特徴だ。新しいヘッドライトとデイタイム・ランニング・ライト（DRL）が、ワイドな車幅を強調している。リヤにはスペクターからインスピレーションを受けたという縦型のテールランプを採用した。22インチ9スポークアルミホイールは、ポリッシュ仕上げの新デザインが選択可能となっている。
インテリアには、新たなガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイを搭載。さらに「スピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネット」を新採用。助手席側にはイルミネーテッド・フェイシアを装備し、天体写真を思わせるデザインを施した。トリムには新素材の竹由来のレーヨン生地「デュアリティ・ツイル」を導入している。
パワートレインは、従来と同様にパワフルかつ静粛性に優れた6.75リッターV12ツインターボエンジンに8速ATを組み合わせ、駆動方式はAWDとなる。独自のアッパー・ウイッシュボーン・ダンパーを備え、プラナー・サスペンション・システムはエアストラット・アセンブリと連動して快適性を保証。当然RWSも備えており、高速走行時の安定性や駐車時の利便性も高めている。
ブラック・バッジやエクステンデッド版も
同時にさらなるパワーと俊敏性を求めるドライバーのための「ブラック・バッジ・ゴースト シリーズⅡ」も日本に導入されるという。エンジンの最高出力と最大トルクをアップし、よりダイナミックな走行性能を実現しただけでなく、エクステリアも精悍なデザインとなり特別仕様のディテールが採用されたと謳う。
加えて「ゴースト・エクステンデッド・シリーズⅡ」と呼ばれるロングホイールベース（LWB）モデルも用意され、170mm拡大された後席によって、より広いリヤ・スイート・スペースを確保したという。
SPECIFICATIONS
ロールス・ロイス ゴースト シリーズⅡ
ボディサイズ：全長5545 全幅1998 全高1573mm
ホイールベース：3295mm
乾燥重量：2490kg
エンジンタイプ：V型12気筒DOHCツインターボ
排気量：6750cc
最高出力：420kW（571PS）/5000〜6000rpm
最大トルク：850Nm/1600〜4250rpm
トランスミッション：8速AT
駆動方式：AWD
サスペンション：前ダブルウィッシュボーン 後マルチリンク
ブレーキ：前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ：前後255/35ZR22
