英国退役軍人支援イベントをモーガンがサポート

モーガン、新型プラスフォーをサーキットに投入! デビュー戦を完走で飾る 【動画】

モーガン プラスフォー レース仕様、「2021 レース・オブ・リメンブランス」でデビュー戦を完走で飾る
2台の新型モーガン プラスフォー レース仕様と1台の旧型モーガン プラスフォーが「2021 レース・オブ・リメンブランス」参戦。
モーガン・モーター・カンパニーは、新型プラスフォーのレース仕様を「2021 レース・オブ・リメンブランス(Race of Remembrance)」に初投入した。ロードゴーイングモデルに可能な限り近づけられたプラスフォーのレース仕様は、MTモデルとATモデルがエントリーし、厳しい12時間耐久レースを無事に完走している。

Morgan Plus Four

アフガニスタンとイラクでの犠牲軍人を追悼

モーガン プラスフォー レース仕様、「2021 レース・オブ・リメンブランス」でデビュー戦を完走で飾る
今回モーガンが参加した「2021 レース・オブ・リメンブランス」は、退役軍人の自動車産業への就職支援などを目的としたレースイベントとなる。レース前にはアフガニスタンとイラクで犠牲となった軍人を追悼する式典も行われた。

英国・ウェールズのアングルシー・サーキットで開催された「2021 レース・オブ・リメンブランス」は、ミッション・モータースポーツ:フォース・モータースポーツ・チャリティ(Mission Motorsport, The Forces Motorsport Charity)が主催。英国国防総省の管轄機関として、退役軍人の自動車産業への就職支援などを目的としたレースイベントだ。

アフガニスタンとイラクで亡くなった英国軍人への追悼イベントとして行われ、レース前には参加者全員で戦没者への追悼式典も行われた。今回のレース・オブ・リメンブランスへの参加は、モーガンのミッション・モータースポーツへの支援を強化する狙いがある。近年、ミッション・モータースポーツを通じて、3名の退役軍人がモーガンの開発・試験事業部門に採用されている。

マニュアルとATの2台のプラスフォーが出走

モーガン プラスフォー レース仕様、「2021 レース・オブ・リメンブランス」でデビュー戦を完走で飾る
モーガンは最新仕様のプラスフォーを投入。MT仕様は14位フィニッシュという素晴らしい結果を残した。

今回、2021 レース・オブ・リメンブランスには、マニュアルトランスミッション(MT)仕様とオートマチックトランスミッション(AT)仕様の2台がエントリー。MT仕様のプラスフォーには、モーガンのレーシングドライバーとして実績のあるシェーン・ケリー、トム・リチャーズ、トニー・ハーストに加え、『カーマガジン』誌のジャーナリストであるジェームズ・テイラーが参加した。53台中46台が完走したレースで14位フィニッシュという結果は、レースで鍛えられたライバルたちに対してプラスフォーの高い信頼性とポテンシャルを証明する形となった。

一方、AT仕様のプラスフォーは、ミッション・モータースポーツのメンバーであるライオネル・オコナー、リンダ・ノーブル、スティーブ・ビンズに加え、スーパーバイク専門誌の編集者を務めるジョン・ホーガンがドライブ。戦場で片足切断を余儀なくされたオコナーは、経験豊富なドライバーに互するラップタイムを記録し、プラスフォーが搭載するATの実力を証明した。このAT仕様には、モーガンでは初搭載の特注ハンドコントロールが使用されている。

地元大学と協力したレース参戦プログラムも

モーガン プラスフォー レース仕様、「2021 レース・オブ・リメンブランス」でデビュー戦を完走で飾る
2台の最新仕様に加えて、ウルヴァーハンプトン大学とコラボした先代プラスフォーも参戦している。

2台のモーガン プラスフォーに加えて、ジョン・リチャーズがドライブする先代プラスフォー クラブスポーツも参戦。こちらは、ミッション・モータースポーツの出資者であるクリフ・ホール、ラッセル・アンダーソン、ニック・ウィルソンがドライブした。

この車両は、ミッション・モータースポーツを支援するモーガン・モーター・カンパニーと、ウルヴァーハンプトン大学(UoW)の学生が協力して走らせた。これは、モーガン社とUoWとの5年間にわたる関係を継続するもので、卒業生に直接採用の機会を与えるとともに、教育・訓練を支援するモーガンのCSR(企業の社会的責任)プログラムの重要な一部を構成している。

モーガンが展開するモータースポーツ活動は、極めて重要な開発プログラムの一環となっており、極限の環境下で収集されたデータとフィードバックは、現行及び将来のモデル開発に直接反映されている。モーガン・モーター・カンパニーのスティーブ・モリス会長兼CEOは、今回の2021 レース・オブ・リメンブランスについて次のようにコメントした。

「新型プラスフォーは、モーガンにとって大きな飛躍の象徴と言えます。初レースを成功させたことは素晴らしいことです。このレーシングカーが生産モデルとどれほど密接な関係にあるかを考えるとなおさらです」

「また、ミッション・モータースポーツの活動に加えて、レース・オブ・リメンブランスという素晴らしいイベントを支援できたことも喜ばしいと考えています。これにより、モーガンが企業として軍隊に従事した人々に敬意を払うことにもなります」

モーガン プラス フォーのレース仕様。2台イメージ

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