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Panigale V4 Lamborghini
イタリアを代表するハイパフォーマンスブランド

強力なパートナーシップのもと、様々なコラボレーションを実施してきたドゥカティとランボルギーニ。ともにエミリアロマーニャ地方のモーターバレーの中心に根ざし、情熱をもった世界最高峰のバイクとスーパースポーツを送り出してきたイタリアを代表するアイコニックなブランドである。
今回の「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」は、2021年の「ディアベル 1260 ランボルギーニ」、2023年の「ストリートファイター V4 ランボルギーニ」に続く、コラボレーションバイク第3弾となる。ランボルギーニの会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、ドゥカティとのコラボレーションについて次のようにコメントした。
「ランボルギーニとドゥカティという、他にない個性を磨き上げたデザインを持つ2つのブランドが出会った時、イタリアンスピリットや美しさといった価値が完璧に表現されると言えるでしょう。今回のコラボレーションにおいてドゥカティは、レヴエルトが持つエクストリームスポーツ精神とエクスクルーシブさを見事に解釈し、表現することに成功しています」
「パニガーレ V4 ランボルギーニは、ランボルギーニが持つDNAをバイクへと盛り込み、純粋なランボルギーニスタイルでパフォーマンス、エキサイティングなパフォーマンス、個性を融合させた非常にユニークなオブジェだと言えるでしょう」
「パニガーレ V4」最強・最軽量仕様

ミラノ・デザインウィークで初公開された最新コラボレーション「パニガーレ V4 ランボルギーニ」の開発に際し、最新スーパーバイク「パニガーレ V4 S」と、ランボルギーニのハイブリッドスーパースポーツ「レヴエルト」をピックアップした。
ドゥカティのチェントロ・スティーレはランボルギーニと共同で、カーボンファイバーブラックと蛍光グリーンを組み合わせた専用カラーリング、レヴエルトからインスパイアされたユニークなディテールをデザインした。鍛造アルミリムはレヴエルトと同じスタイルの専用デザインを採用しており、テールピースとウイングもレヴエルトのエアロダイナミクスデバイスをイメージしている。
ベースとなったパニガーレ V4 Sの開発には、エアロダイナミクスとデザインを統合的にバランスしたアプローチが採られ、最新シャシーにドゥカティ・コルセが開発した先進アルゴリズム「ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)」を導入。コーナリング機能を備えた複合ブレーキシステム「レースeCBS」も搭載される。
パニガーレ V4 ランボルギーニは、カーボンファイバー製コンポーネントを積極的に導入したことで、ベースのパニガーレ V4 Sから2kg近くも軽量化された車両重量185kgを実現。パワーウェイトレシオは1.15hp/kgから1.18hp/Kgと大幅に向上し、パニガーレ V4ファミリーで最もパワフルで最も軽いモデルとなった。
排気量1103ccV型4気筒エンジンには専用プレートが配置され、ビレットアルミから削り出されたトリプルクランプ、キーオン時のダッシュボード専用アニメーションも導入。また、イグニッションキーのアルミニウム製バッジにもシリアルナンバーがレーザー刻印される。
パニガーレ V4 ランボルギーニは限定630台を販売。すべての個体にカラーリングに合わせた専用ボックスに入った真正証明書と専用バイクカバーが付属する。さらに、バイクのカラーリングにペイントされた専用リヤスタンド付きの専用木箱に入れて納車されることも決定した。
カスタマイズ仕様の「レヴエルト」を展示

今回、パニガーレ V4 ランボルギーニのインスピレーションのベースとなったのは、ランボルギーニ初のハイブリッドスーパースポーツ「レヴエルト」。最新プラグインハイブリッドパワートレインは1000PSを超える最高システム出力を発揮し、0-100km/h加速2.5秒、最高速度は350km/hを超える。
ミラノ・デザインウィークにパニガーレ V4 ランボルギーニと共に登場したレヴエルトは、ランボルギーニのデザイン部門のチェントロ・スティーレと、ビスポーク部門のアド・ペルソナムが専用の内外装に仕立てた仕様となる。