ドゥカティとランボルギーニが最新コラボをミラノ・デザインウィークで初公開

“レヴエルト”をイメージしたコラボ第3弾「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」を限定630台で発売【動画】

「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」と「ランボルギーニ レヴエルト」。
ドゥカティとランボルギーニは、ミラノ・デザインウィークにおいて最新コラボレーションバイク「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」を初公開した。
アウトモビリ・ランボルギーニとドゥカティは、ミラノ・デザインウィーク期間中にミラノのテアトロ・アルチオーネで開催された『The Art of Unexpected』において、最新コラボレーションバイク「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」を初公開した。パニガーレ V4 ランボルギーニは、世界限定630台が販売される。

Panigale V4 Lamborghini

イタリアを代表するハイパフォーマンスブランド

「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」と「ランボルギーニ レヴエルト」。
ランボルギーニとドゥカティは、同じイタリアのエミリアロマーニャを拠点とするハイパフォーマンスブランドとして、これまで2回のコラボレーションモデルを発表してきた。

強力なパートナーシップのもと、様々なコラボレーションを実施してきたドゥカティとランボルギーニ。ともにエミリアロマーニャ地方のモーターバレーの中心に根ざし、情熱をもった世界最高峰のバイクとスーパースポーツを送り出してきたイタリアを代表するアイコニックなブランドである。

今回の「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」は、2021年の「ディアベル 1260 ランボルギーニ」、2023年の「ストリートファイター V4 ランボルギーニ」に続く、コラボレーションバイク第3弾となる。ランボルギーニの会長兼CEOを務めるステファン・ヴィンケルマンは、ドゥカティとのコラボレーションについて次のようにコメントした。

「ランボルギーニとドゥカティという、他にない個性を磨き上げたデザインを持つ2つのブランドが出会った時、イタリアンスピリットや美しさといった価値が完璧に表現されると言えるでしょう。今回のコラボレーションにおいてドゥカティは、レヴエルトが持つエクストリームスポーツ精神とエクスクルーシブさを見事に解釈し、表現することに成功しています」

「パニガーレ V4 ランボルギーニは、ランボルギーニが持つDNAをバイクへと盛り込み、純粋なランボルギーニスタイルでパフォーマンス、エキサイティングなパフォーマンス、個性を融合させた非常にユニークなオブジェだと言えるでしょう」

「パニガーレ V4」最強・最軽量仕様

パニガーレ V4 ランボルギーニは、エクステリアやシートなどに、レヴエルトをイメージした専用装備を導入。さらにカーボンファイバーを積極的に導入したことで、2kgの軽量化も実施された。
パニガーレ V4 ランボルギーニは、エクステリアやシートなどに、レヴエルトをイメージした専用装備を導入。さらにカーボンファイバーを積極的に導入したことで、2kgの軽量化も実施された。

ミラノ・デザインウィークで初公開された最新コラボレーション「パニガーレ V4 ランボルギーニ」の開発に際し、最新スーパーバイク「パニガーレ V4 S」と、ランボルギーニのハイブリッドスーパースポーツ「レヴエルト」をピックアップした。

ドゥカティのチェントロ・スティーレはランボルギーニと共同で、カーボンファイバーブラックと蛍光グリーンを組み合わせた専用カラーリング、レヴエルトからインスパイアされたユニークなディテールをデザインした。鍛造アルミリムはレヴエルトと同じスタイルの専用デザインを採用しており、テールピースとウイングもレヴエルトのエアロダイナミクスデバイスをイメージしている。

ベースとなったパニガーレ V4 Sの開発には、エアロダイナミクスとデザインを統合的にバランスしたアプローチが採られ、最新シャシーにドゥカティ・コルセが開発した先進アルゴリズム「ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)」を導入。コーナリング機能を備えた複合ブレーキシステム「レースeCBS」も搭載される。

パニガーレ V4 ランボルギーニは、カーボンファイバー製コンポーネントを積極的に導入したことで、ベースのパニガーレ V4 Sから2kg近くも軽量化された車両重量185kgを実現。パワーウェイトレシオは1.15hp/kgから1.18hp/Kgと大幅に向上し、パニガーレ V4ファミリーで最もパワフルで最も軽いモデルとなった。

排気量1103ccV型4気筒エンジンには専用プレートが配置され、ビレットアルミから削り出されたトリプルクランプ、キーオン時のダッシュボード専用アニメーションも導入。また、イグニッションキーのアルミニウム製バッジにもシリアルナンバーがレーザー刻印される。

パニガーレ V4 ランボルギーニは限定630台を販売。すべての個体にカラーリングに合わせた専用ボックスに入った真正証明書と専用バイクカバーが付属する。さらに、バイクのカラーリングにペイントされた専用リヤスタンド付きの専用木箱に入れて納車されることも決定した。

カスタマイズ仕様の「レヴエルト」を展示

ミラノ・デザインウィークの『The Art of Unexpected』で行われたワールドプレミアイベントには、チェントロ・スティーレとアド・ペルソナムが共同製作されたレヴエルトが展示された。
ミラノ・デザインウィークの『The Art of Unexpected』で行われたワールドプレミアイベントには、チェントロ・スティーレとアド・ペルソナムが共同製作されたレヴエルトが展示された。

今回、パニガーレ V4 ランボルギーニのインスピレーションのベースとなったのは、ランボルギーニ初のハイブリッドスーパースポーツ「レヴエルト」。最新プラグインハイブリッドパワートレインは1000PSを超える最高システム出力を発揮し、0-100km/h加速2.5秒、最高速度は350km/hを超える。

ミラノ・デザインウィークにパニガーレ V4 ランボルギーニと共に登場したレヴエルトは、ランボルギーニのデザイン部門のチェントロ・スティーレと、ビスポーク部門のアド・ペルソナムが専用の内外装に仕立てた仕様となる。

「ドゥカティ パニガーレ V4 ランボルギーニ」を動画でチェック!

今回、自身が開発した車両を交換し、意見交換を行ったアウディのヤーン・マテス・ライリング(左)と、ドゥカティのチーフテストドライバーを務める。

アウディとドゥカティの開発者が「e-tron GTプロトタイプ」と「パニガーレ V4 R2」を交換して試乗

ドゥカティのチーフテストドライバー兼開発担当のアレッサンドロ・ヴァリアと、アウディe-tron GT モデルファミリーのテクニカルプロジェクトマネージャーを務めるヤーン・マテス・ライリングが、お互いに開発を手がけた車両を交換。高性能バイクとフル電動スポーツカーの魅力と安全性について、スペシャリストによる活発な議論が行われた。

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…