【WEC】フェラーリ 499Pが第2戦「イモラ6時間」に3台体制で参戦

ポイントリーダーの「フェラーリ 499P」が狙うWEC第2戦イモラ6時間レース制覇を

WEC開幕戦「カタール1812km」を制した50号車を筆頭に、3台のフェラーリ 499Pが第2戦「イモラ6時間」で連勝を狙う。
WEC開幕戦「カタール1812km」を制した50号車を筆頭に、3台のフェラーリ 499Pが第2戦「イモラ6時間」で連勝を狙う。
4月18〜20日、イタリアのイモラ・サーキットを舞台に開催される2025年シーズンの世界耐久選手権(WEC)第2戦イモラ6時間レース。フェラーリは開幕戦カタールを制した50号車(アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)を筆頭に、3台の「499P」を投入する。

Ferrari 499P

シーズン2連勝を狙うフェラーリ

WEC開幕戦「カタール1812km」を制した50号車を筆頭に、3台のフェラーリ 499Pが第2戦「イモラ6時間」で連勝を狙う。
WEC開幕戦「カタール1812km」を制した50号車を筆頭に、3台のフェラーリ 499Pが第2戦「イモラ6時間」で連勝を狙う。

フェラーリは、2025年シーズン開幕戦カタール1812kmレースにおいて、歴史的な表彰台独占を達成。約1ヵ月半のインターバルを経て、イタリアのアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで4月20日に決勝レースが開催される「イモラ6時間レース」を連勝を狙う。

2025年シーズン、WECヨーロッパ初開催のイモラ6時間レースが行われるイモラ・サーキットは、起伏に富んだストップ・アンド・ゴー・レイアウトが特徴。トップカテゴリーのハイパーカークラスには3台の「499P」を含む18台、LMGT3クラスには18台がエントリーした。

フェラーリは、カタール1812kmを制したフェラーリ・AFコルセ 50号車、予選でポールポジションを獲得した51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)、開幕戦で2位に入ったAFコルセ 83号車(ロバート・クビサ、イェ・イーフェイ、フィリップ・ハンソン)が、フェラーリ連勝を目標に掲げレースに挑む。

オーバーテイクが困難なイモラ・サーキット

長い歴史を持つイモラは、ストレートが短い上にコース上にたくさんのマシンが走行しているため、非常に難易度が高いと、ジョビナッツィは指摘する。
長い歴史を持つイモラは、ストレートが短い上にコース上にたくさんのマシンが走行しているため、非常に難易度が高いと、ジョビナッツィは指摘する。

イモラ6時間レースは、4月18日(金)の11時15分からフリー走行1回目、16時からフリー走行2回目を実施。4月19日(土)は、10時40分から11時40分まで3回目のフリー走行後、15時10分から予選、15時30分からハイパーポールが行われる。決勝レースは4月20日(日)13時のスタートを予定している。

51号車のステアリングを握るアントニオ・ジョヴィナッツィは今シーズン初勝利を狙う。ホームイベントとなるイモラ6時間レースについて、ジョヴィナッツィは次のようにコメントした。

「イモラは僕たちフェラーリのホームコースですし、これまでも競争力を発揮してきました。スタンドに集まる多くのファンのために、良い結果を残せるよう頑張ります。

「イモラはいわゆる“オールドスタイル”のコースとなります。アップダウンが激しく、厳しいコーナーがいくつもあります。けしてコース面積が広くないので、ハイパーカーやLMGT3がコース上に溢れるでしょうし、高い集中力が必要となります。さらに、メインストレートは厳密な意味でのストレートではなく、2つのハーフカーブが存在します。それもあって、オーバーテイクが非常に難しいコースです」

フェラーリ 499P 50号車が、WEC開幕戦カタール1812kmでトップフィニッシュ。フェラーリは、83号車が2位、51号車が3位に入り、53年ぶりに耐久レースで表彰台を独占した。

「フェラーリ53年ぶりのポディウム独占」WEC開幕戦カタールで「499P」が完全勝利【動画】

2025年シーズンの世界耐久選手権(WEC)開幕戦「カタール1812km」決勝レースが2月28日に行われ、フェラーリ・AFコルセの「フェラーリ 499P」50号車(アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)がトップでフィニッシュ。2位にAFコルセの83号車、3位にフェラーリ・AFコルセ 51号車が入り、フェラーリが表彰台独占を果たした。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…