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Ferrari 499P
シーズン2連勝を狙うフェラーリ

フェラーリは、2025年シーズン開幕戦カタール1812kmレースにおいて、歴史的な表彰台独占を達成。約1ヵ月半のインターバルを経て、イタリアのアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで4月20日に決勝レースが開催される「イモラ6時間レース」を連勝を狙う。
2025年シーズン、WECヨーロッパ初開催のイモラ6時間レースが行われるイモラ・サーキットは、起伏に富んだストップ・アンド・ゴー・レイアウトが特徴。トップカテゴリーのハイパーカークラスには3台の「499P」を含む18台、LMGT3クラスには18台がエントリーした。
フェラーリは、カタール1812kmを制したフェラーリ・AFコルセ 50号車、予選でポールポジションを獲得した51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)、開幕戦で2位に入ったAFコルセ 83号車(ロバート・クビサ、イェ・イーフェイ、フィリップ・ハンソン)が、フェラーリ連勝を目標に掲げレースに挑む。
オーバーテイクが困難なイモラ・サーキット

イモラ6時間レースは、4月18日(金)の11時15分からフリー走行1回目、16時からフリー走行2回目を実施。4月19日(土)は、10時40分から11時40分まで3回目のフリー走行後、15時10分から予選、15時30分からハイパーポールが行われる。決勝レースは4月20日(日)13時のスタートを予定している。
51号車のステアリングを握るアントニオ・ジョヴィナッツィは今シーズン初勝利を狙う。ホームイベントとなるイモラ6時間レースについて、ジョヴィナッツィは次のようにコメントした。
「イモラは僕たちフェラーリのホームコースですし、これまでも競争力を発揮してきました。スタンドに集まる多くのファンのために、良い結果を残せるよう頑張ります。
「イモラはいわゆる“オールドスタイル”のコースとなります。アップダウンが激しく、厳しいコーナーがいくつもあります。けしてコース面積が広くないので、ハイパーカーやLMGT3がコース上に溢れるでしょうし、高い集中力が必要となります。さらに、メインストレートは厳密な意味でのストレートではなく、2つのハーフカーブが存在します。それもあって、オーバーテイクが非常に難しいコースです」