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本国イタリア以外での初の実施

マセラティ・クラシケは、2021年にイタリア本国でスタートしたヘリテージプログラムで、クラシックマセラティの保存、修復、正統性認証を目的としている。今回日本で提供されるプログラムは、車両の正統性を審査・検証し、公式の認定証を発行するサービスだ。
これまで日本のオーナーは認定を得るためにイタリアまで車両を輸送する必要があったが、今回の日本での認定プロセス開始に伴い、イタリアから認定担当者が来日して検査を行うため、輸送の負担がなくなるというのが大きい。
認定対象車両は、発売から20年以上が経過した特別生産モデルなどで、1980年までに生産されたモデルを中心に、クラシック(1947〜1978年)、ネオクラシック(1978〜2005年)、スペシャルカー(MC12やバードケージ75thなど)に分類される。2025年中は最大8台の審査が予定される。
オーナー向け資料提供サービスもスタート


さらに、このプログラムの一環として、マセラティの歴史的アーカイブを基にしたオーナー向け資料提供サービスもスタート。オーナーは申請により生産証明書や技術データなど、車両に関する貴重な資料を手に入れることが可能となる。
マセラティ ジャパンの木村隆之代表取締役は、下記のようにコメントし、今後の展開に期待を寄せた。
「マセラティ・クラシケを日本で展開することは、長年マセラティを大切に所有されてきた日本のオーナー様への感謝の気持ちであるとともに、これら貴重な車両を未来に受け継ぐための責任でもあります。クラシカルなマセラティ車は単なる移動手段ではなく、時代を超える芸術作品であり、情熱の象徴です」
認定審査の申し込み期間は2025年6月1〜30日。詳細および申込みはマセラティ ジャパン公式ウェブサイトにて確認できる。