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Jeep Awning and Rooftop Tent
軽量かつ高い空力性能を確保

ステランティス・グループのモパーが展開する「ジープ・パフォーマンスパーツ(JPP)」は、アリゾナ州フラッグスタッフで開催されたオーバーランド・エキスポ・ウェストにおいて、オートキャンパーに向けた「オーニング&ルーフトップテント(ARTT)」コンセプトを公開した。
4ドアの「ジープ ラングラー アンリミテッド」専用に設計されたARTTコンセプトは、モバイルリビング業界のグローバルマーケットリーダーの「ドメティック(Dometic)」社と共同開発。プレミアムで軽量、薄型の一体型オーニング(日除け)&ルーフトップテント・システムとして完成した。
現在、キャンパー業界では、自動車用ルーフトップテントの人気が高まり続けている。ただ、空力性能を低下させ、ルーフ上に重量物を載せるため、オートキャンパー愛好家にとっては大きな課題となってきた。ARTTコンセプトは、エアロダイナミクスを考慮したカーボンファイバー製シェルで構成。空力特性と軽量性に優れており、ジープ ラングラーのルーフに効率的かつ安全に直接取り付けることで、重いルーフラックシステムが不要となっている。
クィーンサイズ相当のスペースを実現

軽量かつエアロダイナミクスに基づいたカーボンファイバー製シェルは、ドメティック社の「AIRフレームインフレーションテクノロジー」を採用。簡単に設営できるテントと、270度可動する一体型オーニングが含まれる。テント内にはクイーンサイズのマットレスを置くスペースが確保された。
従来のルーフトップテントシステムとの大きな違いは、取り外したフリーダム・パネルを通してジープ・ラングラーの中からARTTの内部にアクセスできること。さらに、センターコンソールを保護するカーボンファイバー製のステップも装備されている。ジープ担当上級副社長を務めるマイク・コバルは、ARTTについて次のようにコメントした。
「軽量でコンパクトなジープ・パフォーマンスパーツのARTTコンセプトは、 長距離を走破する場合でも、週末に思いつきで出かける場合でも、冒険を求めるジープ ラングラーオーナーにとって完璧なアクセサリーとなるでしょう」