目次
Ferrari Challenge Japan
Eスポーツレースでの速さが通用することを証明

「296 チャレンジ」で争われるワンメイクレース「フェラーリ・チャレンジ」。その日本シリーズのフェラーリ・チャレンジ・ジャパンのラウンド2がオートポリスで開催された。土曜日には雨が予想されたため、レース1の予選を急遽金曜日に実施。天気が回復した土曜日も決勝直前にまた雨が降り出すなど、天気に翻弄されたレースとなったが、大きなクラッシュもなく熱いバトルが展開された。
ジェントルマンレースらしく、ドライバーのスキルに併せてクラス分けされる。まずは上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。
トロフェオ・ピレリは予選で2位に約1.5秒の差をつけてポールポジションを獲得した初参戦のシムレーサー武藤壮汰が、決勝でも終始安定した走りを展開。15周で2位に20秒近い差をつける圧倒的な速さで優勝し、Eスポーツレースでの速さがリアルでも通用することを証明した。トロフェオ・ピレリAmは予選2位のYasutaka Shirasakiが予選1位のMotohiko Isozakiをオーバーテイクして優勝。
上位クラスに匹敵する速さを見せたPhill Kim

コッパ・シェルも3台の出走で、予選1位のPhill Kimが終始他を寄せ付けない走りで3戦連続のポールトゥウィンを飾った。Phill Kimはトロフェオ・ピレリAm勢に食い込む総合5位という強さを見せた。
11台で争われたコッパ・シェルAMは予選1位のNorikazu Shibataが終始レースをリード。初開催となったトロフェオ・ピレリ488 Challenge Evoには3台が出走。予選1位のYosuke Yamakiが優勝した。
予選とプラクティスはドライ、決勝ではヘビーウエットという難しいコンディションとなったフェラーリ・チャレンジ・ジャパン・ラウンド2レース1だが、全ドライバーがクレバーでフェアな走りを展開した。