Ferrari 296 Challenge
エンツォが「296 チャレンジ」を初ドライブ

2005年4月15日、イタリアに生まれたエンツォ・トゥルーリは、父ヤルノの跡を継ぎシングルシーターレーシングカーでキャリアをスタート。イタリアF4選手権、ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ、FIA F3選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権などに参戦し、2024年からはGTレースシリーズへの挑戦を開始した。
2024年シーズンはイージー・レースからフェラーリ296 GT3で「イタリアGT・スプリント選手権」に参戦。今回、エンツォはホッケンハイムで行われたフェラーリ・チャレンジ・ヨーロッパ第3戦において、初めて296 チャレンジをドライブした。これはエンツォをサポートする父ヤルノがお膳立てしたという。
ラディッチ・アウトモビリ-サナシ・レーシングから参戦したエンツォは、ピットウォールから父のサポートを受けつつ、レース1は予選5番手から3位表彰台へジャンプアップ。レース2は8番手グリッドからスタートし、5つもポジションを上げて3位表彰台を持ち帰った。
「まだまだ課題はたくさんあるけれど、レースウイークをとおして進化していることを実感しています。マシンのフィーリングは良かったですし、レース2ではファステストも記録することができました。この貴重なチャンスを与えてくれたチームに心から感謝しています」と、エンツォはレース後に笑顔で語っている。