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Ferrari 499P
ル・マン市内で恒例の公式車検を実施

フェラーリは、2025年シーズンのWEC開幕戦カタールから破竹の3連勝を達成。第4戦ル・マン24時間レースには、トップカテゴリーのハイパーカークラスに、フェラーリAFコルセ 50号車(アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)と51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)、AFコルセ83号車(ロバート・クビサ、イェ・イーフェイ、フィリップ・ハンソン)という3台の「499P」がエントリーした。
フェラーリは2023年は51号車、2023年は50号車がル・マン24時間レースを制しており、シーズン4連勝に加えて、ル・マン3連覇を狙う。6月8日に行われた公式テストデイのフリープラクティスにおいては、フェラーリAFコルセの2台が合わせて134周、AFコルセ83号車が70周のラップを刻んだ。
予選に向けてスピードを披露した499P

8日午前に行われたフリープラクティス1回目は、気温19℃、路面温度21℃のドライコンディション。鮮やかなジャッロ・モデナのカラーリングをまとった83号車が3分27秒010を叩き出し、最速タイムをマーク。51号車は4番手タイムとなる3分28秒843、50号車は8番手の3分29秒193を記録している。
午後に行われた2回目のフリープラクティスは赤旗により、何度も中断を余儀なくされた。コンディションはドライ、気温21℃、路面温度は33℃に上昇している。フェラーリ勢最上位となったのはトップのトヨタ GR010 ハイブリッド 8号車からコンマ5秒差の3分26秒777をマークした51号車、そして3番手に83号車が3分27秒357が続いた。50号車は3分27秒516で7番手に入っている。
9日と10日はコース走行はなく、11日に2回のフリープラクティス、同日19時30分から予選を実施。12日の21時5分から予選上位15台によるハイパーポール1が行われ、その中で上位10台が、21時40分からのハイパーポール2に進出。15分間のアタックにより、決勝のトップ10グリッドが決定する。