【WEC】ル・マン24時間ハイパーポールでフェラーリ最上位は7番手

「混戦必至の2025年ル・マン24時間」WECで3連勝のフェラーリがトップ5に食い込めず【動画】

ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決めるハイパーポールが、6月12日に行われ、3台のフェラーリ 499Pが進出を果たした。
ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決めるハイパーポールが、6月12日に行われ、3台のフェラーリ 499Pが進出を果たした。
6月12日、2025年シーズンの世界耐久選手権(WEC)第4戦「ル・マン24時間レース」のスターティンググリッドを決定するハイパーポールが行われ、フェラーリ AFコルセ の「フェラーリ 499P」50号車(アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)が3分24秒213をマークし、7番グリッドを確保した。キャデラックがフロントロウを独占し、キャデラック・ハーツ・チーム・ジョタのキャデラック Vシリーズ.R 12号車がポールポジションを獲得している。

Ferrari 499P

3台の499Pがハイパーポールに進出

ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決めるハイパーポールが、6月12日に行われ、3台のフェラーリ 499Pが進出を果たした。
6月12日に行われたハイパーポールでは、フェラーリ 499P 50号車がチーム最上位の7番手グリッドを確保した。

6月12日、サルト・サーキットで行われたハイパーポール1には、水曜日に行われた予選の上位15台が参加。気温26℃、路面温度33℃のドライコンディションで、ハイパーカーによる白熱のタイムアタックが行われた。

21時5分からは、まずハイパーポール1が行われ、その中の上位10台が21時40分からのハイパーポール2に進出。15分間のハイパーポール2において、キャデラック・ハーツ・チーム・ジョタの「キャデラック Vシリーズ.R」12号車(アレックス・リン、ノーマン・ナトー、ウィル・スティーブンス)が、3分24秒213をマークし、ポールポジションを獲得。キャデラックは38号車が3分23秒333の2番手タイムで続き、フロントロウを独占した。

フェラーリ勢は、唯一ハイパーポール2に進出したフェラーリ AFコルセ の「フェラーリ 499P」50号車が7番手グリッド。51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)が3分24秒143で11番手グリッド、AFコルセの83号車(ロバート・クビサ、イェ・イーフェイ、フィリップ・ハンソン)は3分24秒327で13番手グリッドから決勝レースをスタートする。

シーズン4連勝、ル・マン3連覇がターゲット

ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決めるハイパーポールが、6月12日に行われ、3台のフェラーリ 499Pが進出を果たした。
今シーズン、開幕から3連勝中のフェラーリ。ル・マン24時間は2023年、2024年と2連覇しており、シーズン4連勝、ル・マン3連覇がターゲットとなる。

昨年のル・マン24時間レースを制した50号車のミゲル・モリーナは、次のようにハイパーポールを振り返った。

「今日、ニクラス(ニールセン)の代役として、2年ぶりにハイパーポール1に参加し、アントニオ(フォコ)にステアリングを託しました。7番グリッドは長く困難なレースに向けて、堅実なスタートポジションだと言えるでしょう。これから決勝がスタートする土曜日までは、マシンを分析しつつ微調整し、特にレースペースの向上に集中します」

今シーズンはイモラ、スパと2連勝し、ル・マン24時間レースに乗り込んだ51号車のアントニオ・ジョビナッツィは、レースに向けて以下のように意気込みを語った。

「ハイパーポールでトップ10に入れなかったことは残念です。とはいえ、ル・マン24時間は何が起こるかわからない長丁場のレース。正直、グリッドポジションはそれほど重要な要素ではありません。スタートでは慎重に、接触を避ける必要もあります。そこからはシーズンで最も待ち望まれているレースで、最高の結果を持ち帰るため全力を尽くすつもりです」

24時間の決勝レースは、6月14日午後4時(日本時間午後11時)にスタートが切られる。

「ル・マン24時間レース ハイパーポール」を動画でチェック!

6月14日から15日にかけて決勝が開催されるル・マン24時間レースに向けた公式プラクティスが実施され、3台のフェラーリが登場した。

今週末のル・マン24時間で3連覇を狙うフェラーリ「499P」が公式プラクティス1回目でトップタイム【動画】

6月14日から15日にかけて決勝が開催される、2025年シーズン世界耐久選手権(WEC)第4戦「ル・マン24時間レース」。6月7日の車検に続き、6月8日には公式テストデイが実施され、3連覇を狙うフェラーリ・AFコルセのフェラーリ 499Pをはじめ、全クラス合わせて62台の車両がサルト・サーキットを走行した。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーカーマガジン月刊『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつ…