3名のうち1名が「ランボルギーニ公式シムドライバー2022」に選出

ランボルギーニのEスポーツシリーズ「The Real Race」、世界各地域のウイナーが決定 【動画】

ランボルギーニが展開するEスポーツシリーズ「The Real Race」が終了、各地域から3名のウイナーが決定
ランボルギーニは積極的にEスポーツへの関与を深め、様々なプラットフォームでレースを展開。実際にシムレースを楽しめるブースをイベント内に設置するなど、普及活動も行っている。
ランボルギーニ Eスポーツ(Lamborghini Esports)は、伝説的なサーキットのミサノ・アストリアティコを舞台に行われたファイナルラウンドを終え、「The Real Race」シリーズのウイナーを決定した。「The Real Race」シリーズは6月から11月にかけて開催され、世界中から3150人のシムドライバーが参戦。レーシングゲーム『アセット・コルサ・コンペティツィオーネ(Assetto Corsa Competizione)』で戦い、3地域から3名のウイナーが決定している。

Lamborghini Huracan GT3 EVO

世界各国から3000名以上のシムレーサーが参戦

ランボルギーニが展開するEスポーツシリーズ「The Real Race」が終了、各地域から3名のウイナーが決定
2020年に続き、2回目の開催を迎えた「The Real Race」。各地域ですべてのレースを終えて、3名のウイナーが決定した。

ランボルギーニがサポートし、2回目を迎えた「The Real Race」は、2021年シーズンのEスポーツ・シリーズのハイライトとして高い関心を集めることになった。参加レーサーはバーチャルなサーキットを舞台に、ランボルギーニ ウラカン GT3 EVOでワンメイクレースに参戦している。

「The Real Race」は3つの地域から多くのシムレーサーが参戦。アジア太平洋地域は750人、北米とラテンアメリカは800人、ヨーロッパ・中東・アフリカは1600人のドライバーが参戦登録を行っている。彼らはランボルギーニ本社ファクトリー訪問という副賞や、ランボルギーニ初の公式シムドライバーになるチャンスを求めて、10回のレースでそのスピードを競った。

イベントパートナーの「カスペルスキー(Kaspersky)」社とアセット・コルサ・コンペティツィオーネの協力のもと、専用ペイントを施したウラカン GT3 EVOがゲーム内に登場。参加者は12種類のリバリーを自由にカスタマイズすることが可能となっている。

シュートアウトを勝ち抜いた1名がワークスシムドライバーに

ランボルギーニが展開するEスポーツシリーズ「The Real Race」が終了、各地域から3名のウイナーが決定
3名のウイナーはランボルギーニの本社ファクトリーを訪れ実車テストに参加するほか、最終のシュートアウトに挑戦。勝ち抜いた1名が初の「ランボルギーニ公式シムドライバー2022」に選出される。

3地域で行われたファイナルレースのすべてで激闘が繰り広げられた結果、以下のドライバーがチャンピオンに輝いた。欧州・中東・アフリカは南アフリカのジョーダン・シェラット(Jordan Sherratt)、北米・南米はブラジルのウィリアム・ヘンドリクソン(Fidel Moreira)、アジア太平洋はアンドリュー・オハラ(Andrew O’Hara)。2020年の選手権ランキング総合順位3位のシェラットは「The Real Race」での勝利に喜びを隠さない。

「今シーズンは最初から激しい競争が繰り広げられ、3戦を残してトップに立てたのが大きな成果です。すべてのラウンドで110%の力を発揮することができましたし、新たなレベルに到達できたと実感しています。そして、自分のパフォーマンスにも満足しています。最後になりましたが、この名誉ある大会を実現してくれたランボルギーニ、主催者、スポンサーの皆様に感謝します」

3名のチャンピオンは、ランボルギーニ本社で、研究開発のためのシミュレーションセッション、イタリアのサーキットで実際のランボルギーニ製レーシングカーでのテストを含むシュートアウトに参加。その中で最も優秀な者が、初の「ランボルギーニ公式シムドライバー2022」に選出される。

国際的なシムレースシリーズで大成功

ランボルギーニが展開するEスポーツシリーズ「The Real Race」が終了、各地域から3名のウイナーが決定
ランボルギーニは今回使用された『アセット・コルサ・コンペティツィオーネ』以外に、『アスファルト9:レジェンド』や『Rocket League』といったモバイルゲームにもランボルギーニを登場させている。

「The Real Race」は、多くのレースファンが、バーチャルな世界でランボルギーニのスポーツ性を堪能する機会となった。ランボルギーニのチーフマーケティング兼セールス・オフィサーを務めるフェデリコ・フォッシーニは、その意義を次のように説明する。

「この6ヵ月間、この国際的なシムレースシリーズを実施できたこと、そしてそれがうまくいったことを誇りに思います。今シーズンの『The Real Race』は、各イベントで平均200名以上の選手が参加し、3つの地域別選手権では膨大な数の選手がエントリーして大成功を収めました」

「世界最高のシムドライバーたちが参加し、その実力を改めて証明してくれました。イタリア本社を訪れるウイナーには、素晴らしい体験を準備しています。その中のひとりにランボルギーニ初の公式シムドライバーとなって、Eスポーツのキャリアをスタートさせる機会を提供するのが待ち遠しいです」

Eスポーツへの関与を深めるランボルギーニ

ランボルギーニが展開するEスポーツシリーズ「The Real Race」が終了、各地域から3名のウイナーが決定
ランボルギーニは積極的にEスポーツへの関与を深め、様々なプラットフォームでレースを展開。実際にシムレースを楽しめるブースをイベント内に設置するなど、普及活動も行っている。

ランボルギーニは、Eスポーツに積極的な関与を続けている自動車ブランドのひとつ。10月27〜31日にミサノのマルコ・シモンチェリ・トラックで開催されたランボルギーニ・スーパートロフェオのワールド・ファイナルでは、会場にシムレースを楽しめるブースを設置。多くの来訪者が『アセット・コルサ・コンペティツィオーネ』に初登場した、ウラカン スーパートロフェオ Evo2のドライブを楽しんでいる。

世界的に人気のモバイルレースゲーム『アスファルト9:レジェンド』には、エッセンサ SCV12が登場。ゲーム内で行われたイベントには、88万8000人が参加した。

また、スポーツカーとサッカーを組み合わせたマルチプラットフォームゲーム『Rocket League(ロケットリーグ)』では、チャンピオンシップ・シリーズX ランボルギーニ・オープンとして「Battle of the Bulls」を開催し、ゲーム内にウラカン STOが登場。このイベントは大会全体で115万人のビューアーを集め、平均視聴者数は10万9000人、ピーク時の同時視聴者数は13万7000人にまで達している。

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