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2022 Pirelli Calendar
COVID-19パンデミックで中断していたピレリ・カレンダーが復活
ブライアン・アダムスは20年以上にわたるロックシンガーとしての活躍はもちろん、写真家としても高い評価を得ているアーティストのひとり。そして今回、ピレリが製作するカレンダーのフォトグラファーに起用され、様々なシチュエーションで撮影した「2022 ピレリ カレンダー」が完成、ワールドプレミアを迎えた。
アーティスティックな写真を用いるピレリのカレンダーは世界中に多くのファンを抱える著名なコンテンツだが、ブライアン・アダムスはカナダのミュージシャンが歌う同名の曲「On The Road」をテーマとし、ツアー中のアーティストの生活を捉えた写真を今回採用した。
今回のピレリ・カレンダー「The Cal」に参加したのは、シェール、グライムス、ジェニファー・ハドソン、ノーマニ、リタ・オラ、ボバン・フェニックス、イギー・ポップ、スウィーティー、セイント・ヴィンセント、カリ・ウチスという、10人の年齢も音楽ジャンルも経歴も異なる世界的に有名なアーティストたち。
10名のアーティストによるツアー中のシーンを再現
これらの写真はロサンゼルスのパレス・シアターとハリウッドのシャトー・マーモントホテル、そしてカプリ島のスカリナテッラホテルにおいて、2020年夏にわずか3日間で撮影されている。
カレンダーのセットでは、演奏前の緊張感、リハーサルの合間の休憩時間など、ツアー中の生活をミュージシャンが再現し、都市から都市への長い旅、そして孤独感などを表現している。これらはブライアン・アダムス自身の経験も反映されたもので、ブライアン・アダムス自身も登場。写真家が出演者のひとりになったのはピレリ・カレンダーの歴史の中で初めてであり、これも大きなトピックになっている。
160ページ、70のポートレート&シーンで構成
カレンダーの中ではセイント・ヴィンセント(表紙にも登場)のホテルでの目覚め、カリ・ウチスのプールサイドでの休日、サウンドチェックの前に休んでいるノーマニ、劇場に到着したジェニファー・ハドソン、裏表紙にも登場するイギー・ポップ、レコーディング・スタジオでのグライムス、公演後にホテルに戻ったボバン・フェニックスとリタ・オラなど、70のポートレートやシーンが160ページにわたって展開される。
ブライアン・アダムスは今回撮影した写真について次のように説明している。
「ツアー中に起こるすべてのことを数日ですべて表現するのは非常に困難です。そこで私が試みたのは、いくつかの側面を表現することでした。例えば、ミュージシャンは建物の正面を見ることはなく、建物の裏側を見ます。ステージのドアからクルマのドア、ホテルのドア、電車のドア、バスのドア・・・たくさんのドアがあり、それは常に旅なのです」
2021年はピレリ創業150年のアニバーサリーイヤー
ピレリの副会長兼CEOであるマルコ・トロンケッティ・プロベラは語る。
「私はブライアンを何年も前から知っていて評価しています。私たちは、音楽の世界と道路や旅の世界を結びつけるという彼のアイデアが、パンデミックから徐々に日常を取り戻そうとしている中で、復活するカレンダーにぴったりだと思いました」
「このカレンダーは、パンデミック後の日常生活を少しずつ取り戻すためのものです。2022年はピレリの創業150周年を祝う年であり、私たちにとって特に重要な年になります」
ピレリは1872年に設立され、1964年の発売以来、48版のピレリ・カレンダーを発行してきた。その中には、38人の写真家が撮影した「On the Road」も含まれている。イベントの舞台裏、撮影した写真、発表会の記録、そして2022年のピレリ・カレンダーのストーリーと人物像は、ピレリの専用サイトで見ることができる。
【関連リンク】
・2022 ピレリ カレンダー 公式サイト
https://pirellicalendar.pirelli.com/en/home