ヘネシーの電動6輪GT、2026年から105台を限定生産

ヘネシー・パフォーマンス、世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」を開発 【動画】

ヘネシー・パフォーマンス、世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」を開発
世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「ヘネシー プロジェクト ディープ スペース」のデザインスケッチ。
アメリカ、テキサス州を拠点とするヘネシー・スペシャル・ビークルズ(Hennessey Special Vehicles)は、今後10年間で3つの完全新規モデルを開発するという野心的な生産プロジェクトを発表した。創業30周年を記念して開発されたヴェノム F5に続くモデルは、コードネーム「プロジェクト ディープ スペース(Project Deep Space)」。世界初の6輪駆動・フル電動ハイパーGTとなる。

Hennessey Project Deep Space

世界最速の電動4シーターGTを開発目標に

ヘネシー・パフォーマンス、世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」を開発
「プロジェクト ディープ スペース」を発表したジョン・ヘネシーCEO(左)とデザインディレクター、ネイサン・マリニク(右)。

300万ドル(約3億9000万円)のプライスタグがつけられ、世界で最も高価な電動モデルとなる「プロジェクト ディープ スペース」は、大人4人がゴルフクラブ4セットと荷物を収めて快適に移動できる、ユニークでラグジュアリーなグランドツアラーとして登場する。

もちろん、ヘネシーのトレードマークとなっているパワーとスピードへのこだわりも捨てていない。独自の電動6輪駆動パワートレインにより、これまでにない抜群のトラクション性能を約束。従来の4輪モデルと比較して路面との接触面積が50%も増加することで、常識を超えた加速性能と最高速度が実現されるという。

超軽量カーボンファイバー製シャシーとボディパネル、そしてドラマチックなガルウイングドアを採用。インテリアには最高級の素材が使用され、カスタマーの希望に合わせオーダーメイドで自由にカスタマイズすることができる。ヘネシー・パフォーマンスの創業者兼CEOのジョン・ヘネシーは、この新型プロジェクトに興奮を隠さない。

「ヘネシーは30年以上にわたり、世界で最も速く、最もエキサイティングな自動車を製造してきました。このポリシーは、世界初の完全電動化された6輪駆動のハイパーGTを導入することで、次の30年も継続していきます。私たちは、6基の電気モーターと6つの駆動輪を組み合わせた『ディープ スペース』が、世界最速の4シーターになると確信しています」

「私は何十年もの間、世界最速の加速を誇る自動車を手掛けてきました。ただ、これまでは常にメカニカルグリップによって性能が制限されていました。電動6輪駆動がその解決策となります。この技術は前例がなく、先進的で革新的です。私たちのデザイン・開発チームは、未来へと突き進むことに大興奮しています」

特徴的なダイヤモンド型4シーターレイアウト

ヘネシー・パフォーマンス、世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」を開発
プロジェクト ディープ スペースのキャビンは、ドライバーをセンターに配置した特徴的なダイヤモンド型4シーターレイアウトを採用。最後方の4座目はラグジュアリーなVVIP(Very Very Important Person)席となる。

プロジェクト ディープ スペースは、6輪駆動だけでなく特徴的なパッセンジャーキャビンも注目ポイント。革新的なダイヤモンド型シートポジションはドライバーをセンターに配置し、2名のパッセンジャーはドライバーのやや後方に座る。さらにドライバーの真後ろに位置する4人目のパッセンジャーは、世界初のVVIP(Very Very Important Person:最々重要人物)専用席が用意された。ライフラットシートを使用し、プライベートジェットクラスの豪華さをハイパーGTの世界にもたらすという。

ヘネシー・パフォーマンスのデザインディレクター、ネイサン・マリニクは、プロジェクト ディープ スペースのデザインについて次のように説明した。

「プロジェクト ディープ スペースは、20世紀初頭のグランドツアラーのエッセンスと、現代のハイパーGTのフォルムを融合させました。業界初の技術が数多く投入されるこの新型車は、ハイパーEVの概念を覆し、ヘネシーのデザイン哲学を美しく表現しています」

「革新的なセンタードライビングポジション、十分な乗員スペースとラゲッジスペース、そしてクラス最高のパフォーマンスをカスタマーに提供すると約束します。私たちの先進的な開発プログラムの成果は、他に類を見ないクルマとなって登場するでしょう」

105台を2026年からテキサスで生産

ヘネシー・パフォーマンス、世界初の電動6輪駆動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」を開発
現在、ヘネシー・スペシャル・ビークルズのファクトリーでは、ヴェノム F5を製造中。プロジェクト ディープ スペースは2026年から生産をスタートする。

ヘネシー・スペシャル・ビークルズは、テキサス州シーリーにある先進的な生産施設において、新型電動ハイパーGT「プロジェクト ディープ スペース」の製造を計画している。ヘネシーはシェルやコスワースなどの技術パートナーと密接に協力して電動パワートレインを開発。現在このファクトリーではハイパーカー「ヴェノム F5」を生産しており、年間600台以上もの高性能コンプリートカーやピックアップトラックを生産する、ヘネシー・パフォーマンスのファクトリーに隣接している。

プロジェクト ディープ スペースは、ヘネシーが掲げる戦略的な10年間の製品計画の一部となる。この電動6輪駆動ハイパーGTは、すでにソールドアウトしたヴェノム F5に続き、ヘネシー・スペシャル・ビークルズの専用ファクトリーで世界限定105台を生産。詳しい仕様は明らかになっていないものの、価格は300万ドル〜、生産開始は2026年を予定している。

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