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BMW M3 by AC Schnitzer
80hpのパワーアップを果たした3.0リッター直6
エンジンチューン「ACシュニッツァー・パフォーマンスアップグレード」は、M3 コンペティションが搭載する3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジン(375kW/510hp)をベースに開発。 最高出力は434 kW(590hp)と80hpのパワーアップを実現し、さらにトルクは650Nmから750Nmに向上した。これまでのACシュニッツァーのエンジンチューン同様、4年の製品保証も付帯される。
ステンレス製「ACシュニッツァー・スポーツエキゾースト」は、左右2本出しの「スポーツ」テールパイプ4本セット。排気効率が大幅に向上し、スポーティでありながらも、深みのある豊かなエンジンサウンドを楽しむことができる。
ダウンフォースレベルを向上させるエアロパーツ
サーキットで効果を発揮するエアロダイナミクスパッケージの基本となるのは、フロントアクスルに装着されたブラックのフロントスプリッター。このスプリッターは塗装をせずに装着することも可能で、M3のダウンフォースを最大40kg向上させる。また、M3専用に開発されたフロントサイドウイングも装備することが可能だ。
「デザインパッケージ」は、フロントフェンダー用に開発された4基のディフレクターセット、ボンネットに装着可能な2基のデザインエレメントで構成。フロントセクションをよりスポーティに演出することができる。
リヤセクションには、リヤルーフスポイラー、リヤスポイラー、カーボン製リヤディフューザー、新形状カーボン製レーシング・リヤウイングをラインナップ。特にリヤウイングはガーニーフラップと組み合わせることで、最大70kgもの追加ダウンフォース増加を実現した。
大径ホイールながらも大幅なバネ下重量低減を実現
ホイールは20インチの軽量鍛造アロイホイール「AC3」をチョイス。軽量化と美しいデザインを両立させた定番デザインが特徴となる。カラーはシルバー/アントラシートのバイカラーと、アントラシートの2種類をラインナップする。「AC3」はシャープな10本スポークが特徴で、大径ホイールでありながらも同時に軽量化を図った。バネ下重量の低減により、ドライビングダイナミクスも大幅に向上する。
軽量化と美しいデザインを両立させた定番デザインの軽量鍛造アロイホイール「AC1」も装着可能。カラーはシルバー/アントラシートのバイカラーと、アントラシートの2種類をラインナップする。
足まわりには「ACシュニッツァー・サスペンション・スプリングキット」を装着することで、フロントは15~20mmのローダウンが可能(リヤは標準仕様のまま)。さらにアジャスタブルスプリングキットの装着により、サーキットやワインディングロードにおいてシャープなハンドリングを手にすることも可能。
ACシュニッツァーのサスペンションチューニングは、「Better Fast than Hard」が開発テーマに掲げられており、ドライバーはあらゆるシーンでその成果を実感することができるだろう。そのセッティングは生産モデルの延長線上にあり、日常生活での快適性を維持したままサーキットでも攻めたコーナリングが可能。多くのBMWファンが違和感を感じることなくドライブを楽しめるはずだ。
機能性とデザインを両立したステアリングホイール
インテリアには、機能性とデザインを両立させた「ACシュニッツァー・スポーツステアリングホイール」が登場した。リム部にはブラックのパーフォレーテッド・ナッパレザーとアルカンターラを組み合わせた上質な素材を採用。これにシックなライトグレーのクロスステッチが組み合わせられている。
左右のグリップにはドライバーの親指にフィットする凹みが設けられており、センターマークにはACシュニッツァーのロゴが入ったライトグレーのモータースポーツインジケーターが装着された。
この他にも、アルミニウム製ギヤシフトパドル、アルミニウム製ペダル&フットレスト、キーホルダー、「iDrive」コントローラー用アルミニウム製カバーなど、コクピットをレーシーに演出する様々なアイテムを組み合わせることが可能だ。