目次
22年の時を経て帰ってきた伝説のSFアクション
22年の時を経て、映画『マトリックス』が帰ってきた。主演はもちろんキアヌ・リーブス。1999年に公開された第1作は、画期的な撮影手法とアクションシーン、独特のスタイルがSF世界に新しい世界観を構築。ある種の社会現象を巻き起こした。3作目の『マトリックス レボリューション』から18年という空白期間を乗り越えて、伝説の作品が2021年12月に全世界で公開となった。
話題の最新作『マトリックス レザレクションズ』(resurrection=復活、再生の意味)のプレミアは、米サンフランシスコでも大々的に行われた。その華やかなショーを盛り上げた“脇役”が、メルセデス・ベンツ Gクラスだった。
全長12m、高さ3mのカプセルに収まるGクラス
2021年12月18日、サンフランシスコの歴史的な映画館であるカストロ劇場の前に現れたのは、『マトリックス レザレクションズ』の中にも登場しているGクラス。劇中の重要なキーとなる“赤い錠剤”を模した繭状のケースで実車のGクラスを丸ごと包み込んだ、大々的なインスタレーションだ。
全長12m、高さ3.5mに及ぶ大スケールの“錠剤”の中に収まっていたのはグレーカラーのメルセデスAMG G 63だったが、映画の中で活躍するのはG 550。仮想世界から脱出しようとする劇中の主人公・ネオとトリニティが目まぐるしいペースで繰り広げるカーチェイスシーンで、お馴染みのボクシーなスタイルは独特の存在感を発揮している。
選ぶべきは赤い錠剤か、青い錠剤か
『マトリックス レザレクション』の中で、主人公を演じるキアヌはひとつの選択を迫られる。「青い錠剤か、赤い錠剤か」。青の錠剤を選んだら、待っているのは仮想世界=マトリックスの中での相も変わらぬ日常。片や赤い錠剤を選んだ場合は、現実世界へと帰還して再び厳しい戦いに身をさらさなければならない。メルセデス・ベンツ G GmbHのCEO兼メルセデス・ベンツAGのオフロードカー部門長であるエメリッヒ・シラー博士は次のように語っている。
「Gクラスと“赤い錠剤”は非常に相性が良いといえるでしょう。いずれも自由と個性、そして自らの生きる道を自分自身で決めるという姿勢を象徴するものです。だから、今回のワーナー・ブラザース・ピクチャーズによる『マトリックス リザレクションズ』のプレミアに際して異例のインスタレーションを展示し、イベントをサポートできたことはとても嬉しいですね」
ラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとり、キアヌ・リーブスやキャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミスらシリーズの主要キャストもそのまま帰ってきた映画『マトリックス リザレクションズ』。日本でも12月17日より全国の劇場にて公開がスタートしている。