日本、韓国、台湾においてポルシェが行なったCSR活動

ポルシェ、2021年にアジア・パシフィック地域において様々な社会貢献活動を実施

2021年8月27日~31日には、北海道を舞台に5日間の体験合宿「LEARN with Porsche」が開催された。
2021年8月27日~31日には、北海道を舞台に5日間の体験合宿「LEARN with Porsche」が開催された。
ポルシェにとって重要なマーケットであるアジア・パシフィック地域において、同社は様々な社会貢献活動(CSR:Corporate Social Responsibility)を行ってきた。2021年を通して、この地域の環境、社会、文化的な活動を促進することを目的とした多くの国際的な活動をサポートしている。

台湾:石門でビーチでのゴミ拾いイベントを開催

台湾では現地のボランティア団体と協力し、従業員が参加したビーチクリーニングイベントを開催した。
台湾では現地のボランティア団体と協力し、従業員が参加したビーチクリーニングイベントを開催した。

ポルシェはソサエティ・オブ・ウィルダネス(SOW:Society of Wilderness)と提携し、台湾において海洋生態系の保護活動を今年からスタートした。

ポルシェ 台湾は、SOWの海洋廃棄物調査と一般啓蒙プログラムを支援。さらに、新北市・石門において数百人の従業員、ボランティアやパートナーを巻き込んだビーチクリーニングイベントを開催し、ポルシェのCSR活動である「ポルシェ・ドリーム・トゥギャザー(Porsche Dream Together)」をアピールしている。

台湾におけるポルシェ・ドリーム・トゥギャザー・プログラムは、サステナビリティと教育分野への継続的かつ実践的な支援を目的として2019年にスタート。社会福祉団体と連携し、台湾の教育的弱者の支援を行っている。

韓国:子どもたちの成長を促す“遊び場”をオープン

ソウル特別市、清州市、羅州市の3地域にオープンした「ポルシェ・ドリーム・プレイグラウンド(Porsche Dream Playgrounds)」。
ポルシェ コリアは、ボールプールなど子どもたちが遊びながら成長することができるアクティビティを備えた「ポルシェ・ドリーム・プレイグラウンド」をオープンした。

韓国では、ソウル特別市、清州市、羅州市の3地域に「ポルシェ・ドリーム・プレイグラウンド(Porsche Dream Playgrounds)」を開設。  

この施設は、子どもたちが遊び心のある環境で自己表現できるような屋内アクティビティエリアの開発を支援する取り組みから誕生した。ポルシェ コリアは現在、2つの普通学校と5つの特別支援学校に合計7つの屋内ジムを建設。感覚を養うボールプール、柔軟性と成長を促進させるトランポリン、筋肉の発達を促す立体プレイグラウンドなど、様々なレクリエーション機器が備えられている。

芸術やスポーツの分野で才能を持った子どもたちに奨学金を支給し、厳しい環境から学ぶ機会を失った若者の自立を支援している。2020年は学校に森を作り、ソーラーパネルを設置する「ポルシェ・ドリームサークル(Porsche Dream Circle)」も導入された。ポルシェ・コリアは2021年までに、様々な団体に対して合計で26億3900万ウォンの寄付金を提供している。

韓国:公共レンタサイクル「タンルイ」にアートを導入

ポルシェ・コリアのサポートで、ソウルの公共レンタルサイクルサービス「タンルイ」に、365台のアート仕様を導入された。
ポルシェ コリアのサポートで、ソウルの公共レンタルサイクルサービス「タンルイ」には365台のアート仕様が導入された。

教育における活動と並行して、ポルシェ コリアは持続可能なモビリティの推進を目的としたパブリックアートプロジェクトも開始している。「ポルシェ・ドリーム・アート・タンルイ(Porsche Dream Art Ttareungi)」は、2021年11月からソウル市の公共レンタルサイクル「タンルイ」にポルシェがサポートしたアート仕様を365台導入している。

これら365台にはそれぞれ異なるアートが描かれており、理論上1年間、毎日異なるアートバイクに乗ることができるようになった。このプロジェクトは、ソウル市民が日常生活の中でより多くのアートに触れ、環境に優しい都市づくりに貢献することを目的としている。

それぞれの自転車は、ポルシェ・デザインスタジオのチーフデザイナーであるローランド・ハイラーのアドバイスのもと、現地のアーティストのキッピウム・パクが伝統的なパッチワークデザインをテーマに仕上げている。

「私が個人的にデザインしたカラーリングが、誰もが楽しむ公共自転車のタンルイに採用されたのは、とても光栄なことです。ソウルを代表する自転車であるタンルイの価値を尊重しつつ、韓国の伝統的な美しさをデザインに反映させるため、最善を尽くしました」と、パクは説明する。

ポルシェ コリアは、「ポルシェ・ドリーム・アート・タンルイ」を通じて総額3億ウォンを寄付。さらに、新型コロナウイルス(COVID-19)で直接被害を受けた舞台芸術団体や芸術家の創作活動を支援すべく、2億ウォンを寄付している。

日本:有機食品を給食に提供する試みを実施

ポルシェ ジャパンのサポートで、有機栽培でつくられたお米を木更津市内の小学校、中学校に提供する「木更津の学校給食提供に向けた有機米プロジェクト」への支援を行なった。
ポルシェ ジャパンのサポートで、有機栽培でつくられたお米を木更津市内の小学校、中学校に提供する「木更津の学校給食提供に向けた有機米プロジェクト」がスタートした。

日本でも「ポルシェ・ドリーム・トゥギャザー」を掲げた様々な活動が行われ、主に環境問題と若者たちへの教育支援に焦点をあてた様々な取り組みがスタートしている。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の開設にあたり、千葉県・木更津市と「自然環境保全協定」を2020年6月15日に締結。自然の保存、植生の回復、さらには希少植物専用の湿性生物保全エリアを新たに設置するなど、様々な環境問題に一歩踏みこんだ活動を行っている。さらに、地震、津波、風水害または大規模事故などの災害が発生した際に、ポルシェ ジャパンが地域支援のための人的支援/車両と物資等の提供を通じて、木更津市に協力をする内容の協定も締結した。

ポルシェ ジャパンは、近隣の学校に有機食品を提供する取り組み(木更津の学校給食提供に向けた有機米プロジェクト)や、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で開催されたチームランニングイベント「ブルーベリーRUN」を通じて、健康的な生活を推進。夢を追う学生を支援する奨学金プログラムへの支援や体験学習(LEARN with Porsche)も実施した。

また、認定NPO法人「カタリバ」をパートナーに、子どもたちにオンライン上で学びを支援するプログラム「カタリバオンライン」において、特別講演も開催している。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京のコース

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