製品から経営体制まで広く評価された2021年のベントレー

ベントレーは2021年に10のアワードを受賞! フライングスパーやベンテイガ、さらに「危機管理対応」も高評価を獲得

ベントレー フライングスパーの正面ビュー
3代目フライングスパーは、W12気筒搭載モデルが米自動車専門メディア『MotorWeek』が選ぶ2021年のドライバーズチョイスアワードで、「最高の夢のマシン」として選出された。
2021年、ベントレーは数々の栄誉あるアワードを獲得した。新型フライングスパーやベンテイガといったプロダクトはもとより、若手人材育成の姿勢や新型コロナウイルス感染症拡大下の対応まで、モノからヒトまで幅広く称賛の声を集めている。

W12搭載のフライングスパーは「最高の夢のマシン」

ベントレー フライングスパーのインテリア
ベントレー フライングスパーは、アメリカの富裕層向けメディア『Robb Report』でも「ベスト・オートモーティブ・インテリア賞」も獲得している。

ベントレー モーターズは2021年を「世界中の方々から数々の称賛を頂戴した、記念すべき1年だった」と振り返った。フライングスパーやベンテイガが各メディアのイヤーカーに輝く一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大下における危機管理体制、さらに若手人材育成に対する積極的な姿勢など、ヒトとモノの両面で多彩なアワードを受賞している。

2019年にフルモデルチェンジした3代目フライングスパーは、W型12気筒搭載モデルが米自動車専門メディア『MotorWeek』が選ぶ2021年のドライバーズチョイスアワードで「最高の夢のマシン」賞に輝いた。『MotorWeek』のホスト、ジョン・デイヴィスは受賞理由について次のようにコメントしている。

「ベントレー フライングスパーは、我々が夢見るラグジュアリーなクルマを完璧に体現する1台であり、そのパフォーマンスは期待を遙かに上回ります。60mph(約97km/h)まで4秒かからず悠然と加速する一方で、キャビンでは繊細に手仕上げされた素晴らしい空間が乗員全体を包み込むのです」

他にも、英自動車メディア『Auto Express』の「ベスト ラグジュアリー カー」賞、アメリカの富裕層向けメディア『Robb Report』でも「ベスト・オートモーティブ・インテリア賞」を獲得している。

新型フライングスパーは、ポルシェ主導で開発された次世代RWD系プラットフォーム・MSBをベースにしている。フロントミッドシップに近いエンジンレイアウトとすることで、前後重量配分を最適化(前後配分55:45)するとともに、フロントオーバーハングを短縮し、洗練されたスタイリングも得た。さらに、48Vシステムをはじめ、初の後輪操舵、走行状況に応じて前後の駆動力配分を可変制御するアクティブ4WD、電動アクティブスタビライザーを用いたアンチロールシステム「ベントレーダイナミックライド」、ダンパーの減衰力を絶えず制御する連続ダンピングコントロール(CDC)、トルクベクタリングなど、アジリティを最大限に高める先進制御機構を満載する意欲作となっている。

リモートワーク時代にいち早く高級デスクをプロデュース

ベントレーがプロデュースした高級デスク「Styal Desk」
ベントレーがプロデュースした「Styal Desk」は、優雅なカーブを描く3mに及ぶ木製フレームのデスクに、レザーもしくは木目仕上げのサイドボードがセットとなる。

SUVのベンテイガは、米自動車メディア『Wards Auto』の「10 ベスト・インテリア」に3年連続で選出。「ビスポークをもう一段異なるレベルへと押し上げた」との評を与えられている。加えて、英4輪駆動車専門メディア『4×4 magazine』でも「ラグジュアリーSUV・オブ・ザ・イヤー」を獲得。軽やかなドライバビリティと、改良によってさらに美しさを増したフェイシアやシートなどのインテリアが高く評価された。

ベントレーは昨今ライフスタイルコレクションを積極的に拡充しているが、なかでも注目は新「Styal Desk」と呼ぶ大胆なデザインのデスク。テレワークや在宅での仕事が注目を浴びるこのタイミングにぴったりのアイテムといえる。「Styal Desk」は優雅なカーブを描く3mに及ぶ木製フレームのデスクに、レザーもしくは木目仕上げのサイドボードがセットとなる。「デグラデ」塗装の美しい木製デスクは4分割構成で仕立てられており、それぞれの境界線はメタル仕立てが基本で、さらにレザーやウッドで装うこともできる。

この「Styal Desk」はアメリカの富裕層向けメディア『Robb Report』で「ベスト・イン・デザイン賞」に輝いた。受賞の理由については、「実用性、ステイタス性、そして商品名にも冠する通り、そのスタイル。そのすべてが完璧に融合している」と語られている。

コロナ禍では社員と地域の人々を積極的に支援

ベントレーの生産工場イメージ
コロナ禍で迅速かつきめ細やかな対応力を見せたベントレー。地域へのサポートを積極的に行うとともに、従業員の安全を守る方策を次々に打ち出した。

プロダクト以外に、企業姿勢も各方面から評価された。例えばCOVID-19感染拡大時には、ベントレーは迅速に緊急体制を構築している。フェイスシールドや保護具を製造して地域コミュニティに提供する一方、従業員に対する検査体制を整えるとともに健康チェックアプリも開発。従業員の家族に向けて、教育用のラップトップを提供したり、ボランディアで地元の人々へ食事をデリバリーしたりと、きめ細やかなサポートを様々な形で実施した。英自動車メディア『Autocar』はその姿勢を高く評価し、ベントレーの危機管理チームに向けて「イノベーション」賞を贈っている。

企業の人材育成力を認定する英「インベスターズ・イン・ピープル」からは、積極的に若手の研修生を起用する企業姿勢を買われてシルバー認証を受けた。さらに「トップエンプロイヤー(Top Employer )」の認証も獲得し、10年連続でトップエンプロイヤー認証を受けた唯一の自動車ブランドとなった。トップエンプロイヤー認証は、「トップエンプロイヤー・インスティチュート(Top Employer Institute)」社が毎年、人材育成、企業戦略、就労条件、雇用環境などを検証・審査し、世界中の人事管理に優れた企業に発行している認証である。

さらに、フル電動化への道を切り拓き、サステナブルなラグジュアリー モビリティをリードする存在となるべく未来に向けて指針を示した会長兼CEOのエイドリアン・ホールマークも、とある“No.1”に選出されている。英自動車メディア『Auto Express』が選ぶ「偉大な英国自動車産業のエグゼクティブたち」の最高位に輝いたのである。「組織を変えて、ビジネスを成功へと導く確かな道筋を築いた」ことが評価されたという。

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著者プロフィール

三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…