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Lamborghini Space Key
宇宙へと送られたカーボンとデジタルアートのコラボ
NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、偽造することができないデジタルデータのこと。今回、ランボルギーニは同社初となるNFTアートとして「ランボルギーニ・スペースキー」を発表した。この発表を前に、「月へ(To the Moon)」をテーマにしたYouTubeなどで予告動画を公開している。
ランボルギーニ・スペースキーは、現時点で名前が公開されていないアーティストと共に、5つのみが限定で制作される。このエクスクルーシブなプロジェクトの中心には、ランボルギーニが共同研究プロジェクトの一環として2019年に国際宇宙ステーション(ISS)へと送った、最先端のカーボンファイバー複合材料が使われた。
ランボルギーニが宇宙へと送った複合素材は、研究・試験終了後に地球へと帰還。その後、ランボルギーニ・スペースキーの一部として使用されることになった。これらの貴重なカーボンファイバーは、NFTアートの世界へのゲートウェイとして活用。5つのランボルギーニ・スペースキーは、カーボンファイバーの裏面にあるQRコードを読み込むことで、今後公開されるアーティストが制作した独占的で純粋なデジタルアート作品にリンクする。
新たな分野への挑戦を続けるランボルギーニ
ランボルギーニの会長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマンは、NFTアートへの進出について以下のように説明した。
「イノベーションは、ランボルギーニのDNAに深く根ざしています。自動車業界における炭素繊維複合材料のリーディングカンパニーとして、ランボルギーニは2年半前から宇宙における共同研究プロジェクトに参加してきました」
「今、NFTアート、そしてメタバースに参入することは、ランボルギーニが常に新しい地平線に向かって航海していることをあらためて証明しています。そして、NFTの世界が我々に呼びかけているとも言えるでしょう。この情熱的で革新的なコミュニティと関わることに私自身も興奮しています」
ランボルギーニは、NFT PROの協力のもと、NFTアートの世界に参入。スペースキーとデジタルアート作品のアーティスト名、このユニークな作品の特徴、オークションハウス、オークションの日時と登録へのリンクなど、さらなる詳細は今後数日から数週間のうちに発表される予定だ。