BMW最小コンパクトクーペ「2シリーズ」がフルモデルチェンジ

BMW 2シリーズ クーペがフルモデルチェンジ! 名車「マル二」をインスパイアしてデビュー 【動画】

新型BMW 2シリーズ クーペの走行シーン
新型BMW 2シリーズ クーペがフルモデルチェンジ。往年の名車・BMW 2002にインスパイアされたデザインを纏い、フロントエンジン・リヤ駆動のレイアウトを堅持して発売される。
BMWは、新型「2シリーズ クーペ」の欧州における発売を開始した。兄弟モデルの新型1シリーズが前輪駆動に変更された一方、2シリーズ クーペは最新世代もエモーショナルな後輪駆動を採用。コンパクトでありながらも、メリハリのあるデザインを纏って登場した。

BMW M240i

1シリーズから離れてFRを堅持した2シリーズ

1シリーズから離れ後輪駆動をキープした「BMW 2シリーズ クーペ」の走行シーン。
兄弟モデルとして展開してきた1シリーズは今回の世代からFFプラットフォームに変更。しかし2シリーズ クーペはこれまで通り後輪駆動を維持することになった。

新型2シリーズ クーペは、最新のBMWデザインランゲージを採り入れた新鮮で若々しいエクステリアに加え、緻密な設計によるバランスが取れたドライビング性能が与えられた。さらに、後輪駆動と直列6気筒エンジンというBMWを象徴する伝統のパワートレインを採用しながらも、最新のテクノロジーを積極的に導入することで、このセグメントをリードする卓越したスポーツ性能を確保している。

先代モデルと比較すると、より能力が向上したドライバーアシスタンスシステムや、最新のコネクティビティ機能を搭載。1シリーズとの兄弟関係から離れ、FRクーペという明確な個性を確立。一方で、3シリーズや4シリーズに採用されている技術が広範囲に採用された。

ヨーロッパ市場における発売は2022年3月から。発売時点では、最高出力374hpの3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載した全輪駆動の「M240i xDrive クーペ」をラインナップの頂点とし、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボの「220i」、2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボの「220d」という、3つモデルバリエーションが用意されている。

ヨーロッパに導入される2シリーズ クーペは、すべてメキシコのBMWグループ「サン・ルイス・ポトシ」工場において製造。現時点で日本への導入時期等は発表されていない。

より低くワイドなプロポーションを実現

1シリーズから離れ後輪駆動をキープした「BMW 2シリーズ クーペ」のエクステリア。
新型2シリーズ クーペは先代よりもボディサイズを拡大し車高を低くしたことで、より低くワイドなプロポーションを実現した。

新型2シリーズ クーペのディメンションは、全長4537mm/全幅1838mmと、先代モデルからそれぞれ105mm/64mm拡大。全高は28mmも低い1390mmとなり、より低くワイドなプロポーションを手に入れた。さらにワイドトレッド化により、優れたコーナリングダイナミクスも実現した。

ホイールベースは2741mmと先代から51mm拡大され、リヤシートの居住性を向上。トランク積載量は390リットルと先代より20リットル拡大。開口部も拡大されたことで、利便性の向上が図られている。

エアロダイナミクスも大幅な進化を果たした。ロワ・インテークには、必要に応じて10段階に調整可能な「アクティブ・エアフラップ・コントロール・システム」を採用。さらに、エアカーテン、フラッシュ・フィッティング・ドアハンドル、空力を意識したアロイ・ホイール、ほぼ完全に密閉されたアンダーボディにより、効率的なエアフローを獲得している。

さらに、M240i xDrive クーペでは、アンダーボディ前部にターニング・ベーンとスプリッターを追加しており、必要に応じて空気の流れを変えることで、ドラッグを低減する効果を持たせている。

インテリジェントな素材を組み合わせたことで大幅な軽量化にも成功し、ほぼ完璧な「50:50」の前後重量配分を実現した。新型4シリーズ クーペと同様に、アルミダイキャスト製スプリングストラットとアルミ製エンジン・サイドメンバーを導入。フロントエンドの軽量化と剛性アップを図った。また、ボンネットとフロントサイドパネルにアルミニウムを採用したことで、約9.6kgの軽量化が達成されている。

BMW 2002をインスパイアしたエクステリア

1シリーズから離れ後輪駆動をキープした「BMW 2シリーズ クーペ」のエクステリア。
エクステリアは、クラシカルな3ボックスクーペに則り、特にフロントセクションは往年の名車・BMW 2002をイメージしたデザインを採用。キドニーグリル内には可変エアフラップが採用された。

エクステリアデザインは、ボンネット、パッセンジャーコンパートメント、トランクというクラシカルな3ボックスデザインを踏襲。よりエッジを効かせた筋肉質の力強いプロポーションは、2シリーズ クーペの並外れた走行性能を体現したもの。

フロントセクションは、低く張り出したフロントエプロン、フロントエンドの外側に配置されたヘッドライト、横長のBMWキドニーグリルがワイドで低く張り出した印象を見る者に与える。このBMWキドニーグリルは、従来の縦型バーの代わりに、中心部へと縦方向に配置された可変エアフラップを採用。こちらは電動で作動し、エンジンの冷却にフレッシュエアの必要性が高まったときのみ開くようになっている。

ヘッドライトユニットは、伝説的なBMW 2002モデルをインスパイア。ロービームとハイビームにフルLEDテクノロジーを採用した円形のヘッドライトを1基ずつ搭載した。

ロングノーズ・ボンネット、ショートオーバーハング、セットバックしたパッセンジャーエリアなど、そのプロポーションはBMWの伝統的なフォルムを現代的に解釈。Bピラーからドラマチックに下降するルーフライン、短いトランクリッドから続く印象的なスポイラーリップは、これぞBMWのスポーツコンパクトクーペと言えるものだろう。

ドライバーオリエンテッドなコクピット

1シリーズから離れ後輪駆動をキープした「BMW 2シリーズ クーペ」のインテリア。
BMWが展開するスポーツクーペ同様、囲まれ感のあるドライバーオリエンテッドなコクピットが導入されている。

インテリアは、BMWらしくドライバーに焦点を当てたコクピットをデザイン。ディスプレイと操作系のレイアウトは人間工学をベースに最適化された。BMWコントローラー、ギヤセレクターレバー、スタート/ストップボタン、ドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチなどが、センターコンソールのコントロールパネル内に美しくまとめられている。

高品質なマテリアル、精密な仕上げ、ディテールに至るまで丁寧に仕上げられたインテリアは、コンパクトクーペのレベルを大きく凌駕したクオリティを誇る。マルチファンクションボタンを備えたスポーツレザーステアリングは、完全な新デザインを採用。標準のMスポーツ仕様にはアルカンターラ/センサテック(ブラック、ブルー・コントラスト・ステッチ)、M240i xDrive クーペにはヴェルナスカ・レザーがチョイスされている。

Mスポーツ仕様には、運転席と助手席にヒーター付スポーツシートを標準装備。長距離走行時の快適性と、スポーツ走行時における横方向のサポート力を両立した。M240i xDrive クーペには、ヘッドレストとシートベルトが一体された電動「Mシート」を採用。また、リヤシートに乗り込む際はイージーエントリーにより、フロントシートバックを折りたたむとシート全体が自動的に前方にスライドする。

3種類のパワーユニットをラインナップ

1シリーズから離れ後輪駆動をキープした「BMW 2シリーズ クーペ」のパワーユニット。
パワーユニットは2種類のガソリンと1種類のディーゼルをラインナップ。フラッグシップの「M240i xDrive クーペ」には、最高出力374hpを発揮する3.0リッター直6 Mツインパワーターボが搭載される。

フラッグシップモデルの「M240i xDrive クーペ」には、BMWブランドのエンジンラインナップで最もパワフルな直列6気筒ガソリンユニットとなる、3.0リッター直6 Mツインパワーターボを搭載。先代モデルよりも34hpのパワーアップとなる最高出力374hp、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか4.3秒を誇る。

このパワフルな直6ユニットは、クローズドデッキ構造のアルミニウム製クランクケースと、アロイ製シリンダーヘッドを採用。ピストンとコンロッドの重量を最適化し、鍛造スチール製クランクシャフトを導入したことで、エンジン内部の効率性を大幅に高めている。

220i クーペに搭載される2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最高出力184hp・最大トルク300Nmを発揮。一方、220d クーペの2.0リッター直列4気筒コモンレール式ディーゼルターボは、最高出力190hp・最大トルク400Nmというスペックが与えられた。このディーゼルエンジンには48Vマイルドハイブリッドが搭載され、48Vスタータージェネレーターが11hpのエキストラパワーを供給する。

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