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Pininfarina Battista
都会をイメージしたブルー・レッド・ホワイト
アウトモビリ・ピニンファリーナが展開するオーダーメイドプログラムを活用することで、カスタマーは自身の個性を織り込んだ世界に1台だけのバッティスタを手にすることができる。
今回、公開されたオーダーメイド1号車は、ニューヨークをイメージし、洗練されたレッド、ホワイト、ブルーをカラーテーマにチョイス。自動車業界初となるイコニカ・ブルー繊維を使用したエクスポーズド・シグネチャー・カーボンのボディワークを採用し、どの角度から見てもドラマチックなビジュアルを実現した。
カンビアーノのファクトリーにアトリエスペースを新設
バッティスタを購入したオーナーは、デザインチームとの共同作業により完璧な1台を作り上げる過程に招待される。アウトモビリ・ピニンファリーナは2021年後半にもイタリア・カンビアーノのファクトリー内に専用アトリエスペースを新設。オーナーのクリエイティビティを刺激する完璧な空間が提供される。カラーやマテリアルのサンプルが豊富に用意されたアトリエは組み立てエリアに近接しており、ピニンファリーナの熟練工によってオーナーの夢が具現化される。
アウトモビリ・ピニンファリーナのカラー&マテリアル・デザイン担当ヘッドのサラ・カンパニョーロは、バッティスタのパーソナライゼーションプログラムについて次のように説明する。
「ピニンファリーナは、個性的な名車を生み出してきた偉大な歴史があります。バッティスタはその遺産を引き継ぎ、すべての車両が真のオーダーメイドによって作り出されます。お客様はピニンファリーナ・ファミリーに加わり、優秀な職人と一緒にデザインプロセスに没頭することができるのです」
「それはお客様の個性や好みを反映した、完璧にパーソナルなクルマを作っていただくというユニークな機会となるでしょう。持続可能なラグジュアリーハイパースポーツの開発に加わるだけでなく、ユニークなコレクターズアイテムを製造することができるのです」
ハンドペイントで入れられた繊細なストライプ
バッティスタを構成するすべての要素はオーダーメイドで選ぶことが可能。カスタマーは360度、すべての角度から車両をチェックしながら、コンサルティングサービスを受けることができる。アウトモビリ・ピニンファリーナのオーダーメイドプログラムは、オーナーが求める精緻なディテールすべてに応えてくれるという。
今回公開された1号車は、前述のように自動車業界初となるイコニカ・ブルー繊維を使用したエクスポーズド・シグネチャー・カーボンのボディワークを採用。ボディパネルの複雑な形状に合わせて「ビアンコ・セストリエレ・メタリック(ホワイト)」のパフォーマンスストライプとピンストライプが、ハンドペイントで入れられた。
さらに、ブラック・エクスポーズド・シグネチャー・カーボンで仕上げられた「フリオサ・カーボン・アクセント・パック」、レッドの「エクステリア・ジュエリー・パック」を組み合わせることで、よりエレガントなエクステリアに仕上げられた。
高度な複合素材と伝統的なコーチビルディング技術を組み合わせたハンドペイント仕上げには、スペシャリストによる何百時間もの丁寧な作業により実現したという。
サステナブルな素材を使用したインテリア
豪華なインテリアは、レザーやアルカンターラなどのメインマテリアルから、コントラストステッチ、インテリア・ジュエリー・パック、上質なアルミニウムのインテリアディテールに至るまで、パーソナライズの組み合わせは無限大とも言えるもの。
アウトモビリ・ピニンファリーナは使用素材の持続可能性を重視しており、レザー製インテリアパーツはオリーブの葉でなめすなど、有害な化学物質の使用は極力避けられている。
今回、ブラックレザーに、イコニカ・ブルー・アルカンターラのインサートを施したピロタ・シートをチョイス。エクステリアのテーマはインテリアにも受け継がれており、ブルーをベースにレッドとホワイトのアクセントステッチが組み合わせられている。
また、シートの間に設置されているシャーシプレートの刻印や、助手席側のドアプレートの刻印もカスタマイズすることができる。