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ローマE-Prixの会場において提携を発表
マセラティとロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、4月9~10日にイタリア・ローマで開催されたフォーミュラE第4戦/第5戦「ローマE-Prix」の会場において、複数年にわたるパートナーシップを発表した。シーズン9から現行型Gen2に替わって投入される新型電動レーシングカー「Gen3」ベースとするマシンでグリッドデビューを果たす。
マセラティのダヴィデ・グラッソCEOは、これまでフォーミュラEにおいて様々な結果を残してきたロキット・ヴェンチュリー・レーシングとのコラボレーションに喜びを隠さない。
「フォーミュラEという素晴らしい選手権で、モータースポーツ活動へと復帰することは、マセラティにとって自然な選択でした。私たちは情熱とイノベーションを原動力としています。そして、同じ価値観を持ち、同じ未来を見据えているパートナーと、この冒険を共有できることをうれしく思います。ロキット・ヴェンチュリー・レーシングとマセラティは世界中のサーキットで戦い、勝利への強い決意を共有しているのです」
マセラティの電動化を後推しするフォーミュラE
2023年から、マセラティはイタリアン・ブランドとして初めてフォーミュラEにワークス参戦。フォーミュラEにおける経験豊富なロキット・ヴェンチュリー・レーシングと協力することで、厳しいコンペティションの場において、電動パワートレインに関する様々な知見を得られると期待されている。
マセラティは、電動化戦略「フォルゴーレ(Folgore)」のもと、電動モデルへの移行を急速に進めている。グレカーレ、グラントゥーリズモ、グランカブリオ、MC20など、今後発表される全ての新モデルには電動パワートレインが導入される予定だ。
ロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、第2戦ディルイーヤ(サウジアラビア)でエドアルド・モルタラが優勝。第3戦を終えてモルタラがドライバーズ選手権トップにつき、チームズ選手権でも首位をキープしている。チーム代表を務めるスコット・スウィドは、マセラティとのパートナーシップについて次のようにコメントした。
「マセラティとのパートナーシップ締結は、ニューマシンGen3の投入を前に素晴らしいニュースとなりました。チームにとっても、マセラティにとっても、フォーミュラEにとっても素晴らしいパートナーシップです。そして、イタリアを象徴するブランドがトップレベルのモータースポーツへと帰ってくるという、ファンにとっても素晴らしいニュースとなりました」