マセラティ、FEランキングトップチームと複数年契約しフォーミュラEに参戦

マセラティ、ヴェンチュリー・レーシングとのタッグで2023年からフォーミュラEへの参戦をスタート

マセラティの電動化を象徴する「フォルゴーレ グランツーリスモ」の前で、握手をかわすマセラティのダヴィデ・グラッソCEOと、ロキット・ヴェンチュリー・レーシングのスコット・スウィド代表。
マセラティの電動化を象徴する「フォルゴーレ グラントゥーリズモ」の前で、握手をかわすマセラティのダヴィデ・グラッソCEOと、ロキット・ヴェンチュリー・レーシングのスコット・スウィド代表。
マセラティは、ロキット・ヴェンチュリー・レーシング(ROKiT Venturi Racing)とタッグを組み、ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9(2022年-23年)からワークス参戦をスタートする。

ローマE-Prixの会場において提携を発表

ダヴィデ・グラッソCEO(左)とスコット・スウィド代表(右)。マセラティとロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、4月9~10日に開催される「ローマE-Prix」において、複数年のパートナーシップを発表した。
ダヴィデ・グラッソCEO(左)とスコット・スウィド代表(右)。マセラティとロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、4月9~10日に開催された「ローマE-Prix」において、複数年のパートナーシップを発表した。

マセラティとロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、4月9~10日にイタリア・ローマで開催されたフォーミュラE第4戦/第5戦「ローマE-Prix」の会場において、複数年にわたるパートナーシップを発表した。シーズン9から現行型Gen2に替わって投入される新型電動レーシングカー「Gen3」ベースとするマシンでグリッドデビューを果たす。

マセラティのダヴィデ・グラッソCEOは、これまでフォーミュラEにおいて様々な結果を残してきたロキット・ヴェンチュリー・レーシングとのコラボレーションに喜びを隠さない。

「フォーミュラEという素晴らしい選手権で、モータースポーツ活動へと復帰することは、マセラティにとって自然な選択でした。私たちは情熱とイノベーションを原動力としています。そして、同じ価値観を持ち、同じ未来を見据えているパートナーと、この冒険を共有できることをうれしく思います。ロキット・ヴェンチュリー・レーシングとマセラティは世界中のサーキットで戦い、勝利への強い決意を共有しているのです」

マセラティの電動化を後推しするフォーミュラE

マセラティがモータースポーツにおけるワークス活動を復活させるのは、2010年のFIA GT世界選手権以来。フォーミュラEへの参戦をスタートすることで、電動化に関する多くの知見の獲得が期待されている。
マセラティがモータースポーツにおけるワークス活動を復活させるのは、2010年のFIA GT世界選手権以来。フォーミュラEへの参戦をスタートすることで、電動化に関する多くの知見の獲得が期待されている。

2023年から、マセラティはイタリアン・ブランドとして初めてフォーミュラEにワークス参戦。フォーミュラEにおける経験豊富なロキット・ヴェンチュリー・レーシングと協力することで、厳しいコンペティションの場において、電動パワートレインに関する様々な知見を得られると期待されている。

マセラティは、電動化戦略「フォルゴーレ(Folgore)」のもと、電動モデルへの移行を急速に進めている。グレカーレ、グラントゥーリズモ、グランカブリオ、MC20など、今後発表される全ての新モデルには電動パワートレインが導入される予定だ。

ロキット・ヴェンチュリー・レーシングは、第2戦ディルイーヤ(サウジアラビア)でエドアルド・モルタラが優勝。第3戦を終えてモルタラがドライバーズ選手権トップにつき、チームズ選手権でも首位をキープしている。チーム代表を務めるスコット・スウィドは、マセラティとのパートナーシップについて次のようにコメントした。

「マセラティとのパートナーシップ締結は、ニューマシンGen3の投入を前に素晴らしいニュースとなりました。チームにとっても、マセラティにとっても、フォーミュラEにとっても素晴らしいパートナーシップです。そして、イタリアを象徴するブランドがトップレベルのモータースポーツへと帰ってくるという、ファンにとっても素晴らしいニュースとなりました」

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