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Mercedes-AMG SL PHEV
リヤバンパーに配置された充電ポート
2021年にデビューした新型メルセデスAMG SLは4.0リッターV型8気筒ターボを搭載し、最高出力476pの「AMG SL 55」と最高出力585psの「AMG SL 65」をラインナップ。そして現在、メルセデス・ベンツは2.0リッター直列4気筒エンジンに新開発の電動ターボチャージャーを組み合わせた仕様と、V8ガソリンにハイブリッドパワートレインを搭載したPHEVを開発中だ。
今回撮影されたスパイショットを見る限り、エクステリアに関してはライトバルブ、グリル形状、4本出しのエキゾーストパイプなども含め、すでにリリースされているV8モデルとPHEVモデルの間に大きな違いはなさそうだ。リヤバンパーに配置された充電ポートのみが、その目印となる。
「SL 63 Eパフォーマンス」の名称でデビューか
このPHEV仕様のハイライトは、ボンネットフードの下にある。電動化されたパワートレインは、すでに発売済みの「メルセデスAMG GT 63 Eパフォーマンス」と同じく、4.0リッターV型8気筒をベースにしている。ベースとなる4.0リッターV8を搭載するSL 65では585psというビッグパワーを誇っており、このパワフルな内燃機関に電気モーターを組み合わせることで、最高出力は800ps(597kW)近くまで押し上げられることになりそうだ。
7世代目から、それまでのメルセデス・ベンツでなく、メルセデスAMGのラインナップに加わったSL。PHEV仕様を含めたすべてのモデルは、伝説の「300 SL レース仕様」をモチーフとした垂直ルーバーを持つフロントグリル「AMGパナメリカーナグリル」が採用される。また、V8仕様と同様にリヤセクションには迫力のクワッドエキゾーストが配置される。
PHEV仕様はおそらく「SL 63Eパフォーマンス」の名称が与えられ、ラインナップの最上位モデルとしてデビューする。一方、直4仕様の「SL 43」は、Cクラスに搭載されている2.0リッター直列4気筒M254ユニットに電動ターボチャージャーを装着することで、最高出力は385ps(283kW)にまで引き上げられると予想されている。