ブルドッグ・レーシングとMINI、ニュル24時間SP3Tクラスに参戦

MINI、ニュル24時間レースに参戦! 巨大リヤウイングを備えたJCWレース仕様を投入

ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する「MINI ジョン クーパー ワークス」のエクステリア。
迫力のエアロアイテムが装着されたニュルブルクリンク24時間レース仕様の「MINI ジョン クーパー ワークス」。
5月26日から29日にかけて、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェを舞台に開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」。50回目を迎える記念レースに、MINIは大型リヤウイングを備えたレース仕様の「ジョン クーパー ワークス(JCW)」で、SP3Tクラスに参戦する。

MINI John Cooper Works Racing

ニュルを知り尽くしたブルドッグ・レーシング

ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する「MINI ジョン クーパー ワークス」のエクステリア。
今回、MINI ジョン クーパー ワークスのニュルブルクリンク24時間レース参戦プロジェクトを担当するのは、ノルトシュライフェに隣接したファクトリーを持つ、地元のブルドッグ・レーシング。

2021年9月、ノルトシュライフェに隣接するドイツのブルドッグ・レーシング(Bulldog Racing)において、MINI ジョン クーパー ワークスのニュルブルクリンク24時間レース参戦プロジェクトがスタートした。

レース仕様のベースとなった「ジョン クーパー ワークス」は、最高出力306ps・最大トルク450Nmを発揮する、2.0リッター直列4気筒ターボを搭載。大容量の8速ステップトロニックに、最大70%のロック機能を持つ機械式LSDが組み合わせられ、強大なトルクを余すことなく路面へと伝える、シリーズ屈指のスポーツモデルだ。

「SP3T」クラス規定に合わせたアップデート

ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する「MINI ジョン クーパー ワークス」のコクピット。
パワーユニットのスペックはノーマルのままだが、「SP3T」クラス規定に合わせて専用ロールケージが装着され、エアロダイナミクスや足まわりなどが強化された。

今回のレース参戦に向けて、ブルドッグ・レーシングは標準のジョン クーパー ワークスをベースに「SP3T」クラスに合わせた改造を施した。

室内には専用設計されたロールケージを組み込み、24時間レースに対応すべく燃料タンクを100リットルに増量。調整式大型リヤウイング、リヤディフューザー、フロントスプリッター、空力処理が施されたアンダーボディなど、エアロダイナミクスは大幅にアップデートされた。ガラス製ウインドウはマクロロン製プラスチックデータシートに変更され、軽量化も実現している。

足まわりには調整可能な専用レーシングサスペンションを装着。シャシーとサスペンションの可動箇所は、すべて強化ユニボールベアリングに変更された。スポーツエキゾーストシステムにはレーシング触媒を装着。BMW M パフォーマンス製ブレーキパーツを採用したことで、制動性能も大幅に向上している。

BMWのテスト施設で実走テストを予定

ニュルブルクリンク24時間レースに参戦する「MINI ジョン クーパー ワークス」のエクステリア。
5月後半のレース本番に向けて、ブルドッグ・レーシングは南フランスのミラマにあるBMWのテストトラックを使った実走テストを計画している。

昨年9月のプロジェクト開始から2022年3月末のレーシング仕様完成まで、その開発期間はわずか7ヵ月。ニュルブルクリンク24時間レースのスタートまでに残された数週間を使って、ブルドッグ・レーシングはニュルブルクリンク・ノルトシュライフェと、南フランスのミラマにあるBMWグループのテストセンターで実走テストを予定している。

マルセイユとアヴィニョンの間に位置するミラマのテストセンターは、24時間という過酷なレースに向けて様々な条件下での広範囲なテストと、セッティングの最適化が行われる予定。ニュルブルクリンクを知り尽くしたブルドッグ・レーシングのチーム代表を務めるフリードヘルム・テレンは次のように意気込みを語った。

「ニュルブルクリンク24時間レースは、車両のすべてのパーツに極度のストレスがかかります。そのため、BMWグループのテストセンターを使って、ジョン・クーパー・ワークスを徹底的に鍛えます。この機会はレース本番に向けて非常に大きい助けとなるでしょう」

ドライバーラインナップを含めた、詳しい参戦体制は近日中にも発表される予定だ。

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