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Huber Era
1号車は英国屈指のランボルギーニ・コレクターへ
「フーバー エラ」の1号車をオーダーしたのは、ランボルギーニ・クラブUKのメンバーであり、自動車コミュニティ「ペトロールヘッドニズム(Petrolheadonism)」の創設者でもあるシーロ・シャンピ。彼は英国・ハートフォードシャー州にあるデイビッド&ヴィクトリア・ベッカムの旧邸、ロウニーベリー・ハウスの芝生の上で、世界最高峰の性能を誇る新しい“玩具”を受け取っている。
ロウニーベリー・ハウスには英国屈指のプライベートカーコレクションが集まり、今回の納車式に素晴らしい華を添えた。さらに、イタリアからファビオ・ランボルギーニが出席したこともイベントをさらに盛り上げている。ファビオ・ランボルギーニは「エラ」の美しいフォルムを絶賛しており、今回のお披露目イベントにも駆けつけることになったという。
生産終了するアヴェンタドールへの敬意
ショーン-ピーター・フーバーが立ち上げた「フーバー」は、初心に返ることを大切にするコレクターや自動車愛好家のために、新たな価値観を提供することをポリシーに掲げている。アフターマーケットではまだ知られた存在ではないものの、その高いデザイン性はすでにランボルギーニ・ファンの間で話題になりつつあるという。
フーバーはデビューから10年を迎え、2021年をもって生産を終了するアヴェンタドールに敬意を表して、アヴェンタドールをベースとしたスペシャルモデルに「エラ(Era:時代)」と名付けた。チームは、ランボルギーニのDNAを尊重しつつ、新たな形状のボディパネルをデザイン。フロント&リヤバンパーをカーボンファイバー製のフーバー・オリジナルデザインに変更した。さらに、オプションとしてカーボンファイバー製ボンネットフードも用意されている。
ショーン-ピーター・フーバーは、「このフーバー エラを前にすれば、2011年に発売されたアヴェンタドールがどれほど絶賛されていたかを思い出させてくれるはずです」と語る。
21台分が限定生産されるバンパー・ユニット
最初のバンパーユニットは、ショーン-ピーター・フーバーのビジネスを最初期から支援してきたコレクターにデリバリー済み。バンバー単体では3万ユーロという魅力的なプライスタグが付けられている。現在、英国のファクトリーにおいて21台分のバンパーユニットが限定生産されている。
フーバー製パーツは、英国における代理店である「スーパーカー・サービス(Supercar Service)」社を介しての購入が可能。スーパーカー・サービスのラジ・シンCEOは「アヴェンタドールの11年に及ぶ歴史において、これほどベースのデザインに調和したアフターパーツはなかった」と、絶賛する。
世界中のカスタマーに向けた商品展開と、確実な品質管理を徹底するために、フーバーはスーパーカー・サービスをフライング・サービスパートナーに指定している。