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BMW M2
ザルツブルクリンクで最終開発テストを敢行
2022年10月に予定されているワールドプレミアが数ヵ月後に迫り、M2の開発は佳境を迎えた。BMWが蓄積してきたレーシングテクノロジーを公道走行性能に落としこみ、サーキットにおけるパフォーマンスを最適化すべく、オーストリアのザルツブルグリンクにおいて、新型M2の集中的なテストを行った。
今回のテストではドライビングダイナミクスとシャシー開発に重点が置かれ、この時点でもすでに卓越した走行性能を披露。新型M2には、BMW M社が手がけたスペシャルエディション「M2 CS」と同レベルの性能が与えられた。あらゆるコンディションにおいて、限界まで攻めた時に得られるピュアなドライブフィールを体感することができると、BMWは自信を覗かせている。
3.0リッター直6ツインターボに2種類のトランスミッション
M2に搭載されるパワーユニットは、先行デビューした「M3/M4」で実績のある3.0リッター直列6気筒ツインターボ。最高出力510ps、最大トルク650Nmを発揮し、6速MTと8速ATという、2種類のトランスミッションを介して後輪を駆動する。また、M3/M4から採用された強力なブレーキシステムも導入される。
エクステリアに入念なカモフラージュが施されたテスト車両からも、そのグラマラスなアピアランスが確認できる。オプションとして、軽量化に加えて低重心化にも貢献するカーボンファイバー製ルーフが新たに登場。コクピットには、抜群のホールド性に加えてレーシーな雰囲気を盛り上げる「Mカーボンバケットシート」がオプションとして用意された。
新型M2のワールドプレミアは2022年10月に行われ、ヨーロッパにおいては2023年からの販売・デリバリーを予定している。