【スクープ!】 パガーニの新型ハイパースポーツ「C10」、公道テストをキャッチ

【スクープ!】 パガーニの新型モデルに遭遇! ウアイラの後継「C10」はAMG製6.0リッターV12を搭載して9月にデビューか?

入念なカモフラージュが施された状態でテストを行う「パガーニ C10」
入念なカモフラージュが施された状態でテストを行う「パガーニ C10」。
パガーニ・アウトモビリが新型ハイパースポーツの開発を続けている。2011年に発表された「ウアイラ」の後継モデルのコードネームは「C10」となるが、今回ドイツ国内の公道でテスト中の初期プロトタイプの撮影に成功した。パガーニ C10は、2022年9月12日にイタリア・ミラノでワールドプレミアされる予定だ。

Pagani C10

これまでのパガーニを継承した保守的なフォルム

入念なカモフラージュが施された状態でテストを行う「パガーニ C10」。
ドイツ国内の公道で撮影された「C10」の初期プロトタイプは、ゾンダやウアイラの正当な後継モデルとして、保守的とも言えるフォルムが採用されているようだ。

パガーニの新型ハイパースポーツのスパイショットは非常にレアだ。オラチオ・パガーニがイタリア・モデナに設立した少量生産メーカーは、すでに次期モデルの存在を予告しているが、現時点で公開されているのはスケッチのみ。今回、初めて「C10」と呼ばれる、初期プロトタイプが撮影された。

厳重なカモフラージュが施されているが、そのフォルムに突飛なデザイン要素はないようだ。2000年代にセンセーションを起こしたゾンダや、凝った空力処理を持つウアイラと比べると、見る者にコンサバな印象を与えるかもしれない。

ボディパネルのすべて、あるいはほとんどにカーボンファイバー製が採用される。フロントセクションは、カナードやウイングレットの代わりに大型エアインテークや様々な空力エレメントが一体化されており、洗練されたデザインが導入された。

エンジン冷却やエアロダイナミクスを重視

入念なカモフラージュが施された状態でテストを行う「パガーニ C10」。
厳重なカモフラージュが施されているものの、ボディ各部には効率的なエンジン冷却に加えて、新形状のディフューザーなどエアロダイナミクスを意識した処理が見て取れる。

フロントホイール後方、カモフラージュで隠されたドアにはエアスクープが設けられており、これ以外にもエンジンベイにフレッシュエアを導くベント類が設置されている可能性が高い。ただ、ルーフ後方に配置された開口部は、エンジンにフレッシュエアを送っているようにも見えるが、これは偽装パネルのようだ。

パガーニの特徴であるサイドミラーは健在で、丸型4灯式テールライトの形状はカモフラージュだろう。象徴的なクワッド・テールパイプの下、リヤバンパーには珍しい形状のディフューザー処理が採用されている。

AMGからのパワーユニット供給を継続

入念なカモフラージュが施された状態でテストを行う「パガーニ C10」。
次期ハイパースポーツは、別メーカーからパワーユニットの供給も噂されていたが、これまで通りAMG製V12エンジンをミッドに搭載。しかし、高出力ハイブリッドシステムは採用されないようだ。

次期型にはAMG製パワーユニット導入見送りの噂も流れていたが、AMG製6.0リッターV型12気筒ツインターボを継続して搭載するようだ。最高出力はウアイラを上回る850~880psを発揮すると見られるが、これはあくまで情報筋による推定値となる。

オラチオ・パガーニはC10に関して「ライバルのように非常識なパワーを追求するのではなく、トラックパフォーマンスを重視する」と明かしている。1000psオーバーということはなさそうで、あくまでもウアイラから30~40ps程度のパワーアップに留められるはずだ。

また、テスト車両に高電圧バッテリー搭載を表示するステッカーが貼られていないことから、プラグインハイブリッドパワートレインの搭載はない。しかし、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する可能性は残されている。

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