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Alpine A110 Tour de Corse 75
ニコラが2位に入った1975年のツール・ド・コルス
「A110 ツール・ド・コルス 75」は、1975年のツール・ド・コルスにジャン-ピエール・ニコラ(Jean-Pierre Nicolas)のドライブで参戦したアルピーヌ A110からインスパイアを受けたスペシャルモデル。イエローとブラックのアイコニックなカラーリングに加えて、様々な特別装備が追加されている。
1975年シーズンのWRCツール・ド・コルスでは、後にプジョーのスポーティングディレクターを務めたジャン-ピエール・ニコラのドライブで、優勝したベルナール・ダルニッシュのランチア ストラトスに続く、2位表彰台を獲得。この年のコルシカでは、トップ10のうち7台をアルピーヌ A110が占めている。
1975年のツール・ド・コルスには77台がエントリーしたが完走はわずか22台。コルシカ島を舞台に1万のコーナーを走破する、このラリーの難易度を物語っていると言えるだろう。
当時を再現したイエロー&ブラックのカラーリング
エクステリアの特徴は、イエローのボディワークと、ディープブラックのボンネット&ルーフのコントラスト。当時のアルピーヌ・ルノーワークスと同様、イエロー&ブラックに鮮やかなホワイトのアクセントがボディサイドに加えられた。
左側のフロントフェンダーには“TOUR DE CORSE 75”の専用ロゴが入れられ、リヤセクションにはテールライトを含めた“7”のモチーフが採用された。足元にはグロスホワイトの18インチ・グランプリホイールとオレンジにペイントされたブレンボ製ブレーキキャリパーが組み合わせられ、限定モデルの雰囲気を盛り上げる。
サベルト製シートに“TOUR DE CORSE 75”のサイン
コクピットは、サベルト製バケットシートに“TOUR DE CORSE 75”の刺繍が入り、6点式ハーネスもオプションで用意。AndroidAutoとApple Carplayに対応した新たなアルピーヌ・マルチメディア・システムも標準搭載する。
「A110 ツール・ド・コルス 75」は、1~150のシリアルナンバープレート付きで、わずか150台のみを製造。英国には5台の正規導入が決まっており、6月17日から予約をスタート。希望者が多い場合は、抽選になる可能性もあるという。