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BMW ALPINA D4 S Gran Coupe
ディーゼルにマイルドハイブリッドの組み合わせ
新型BMWアルピナ D4 S グランクーペは、特別なドライビングフィールを求めるドライバーのために開発された最新モデル。3.0リッター直列6気筒ディーゼルツインターボエンジンに、高効率マイルドハイブリッド・テクノロジーが組み合わされた。
パワフルな動力性能にグランクーペならではの美しさ、そしてアルピナ独自の走行快適性により、特別なドライビングエクスペリエンスを実現。マイルドハイブリッド・テクノロジーを採用したことで、スロットルレスポンスと効率化の向上が図られた。高出力でありながら、長距離移動を難なく達成できるドライブトレインへと仕上げられている。
アルピナ専用のふたつのボディカラーを用意
伸びやかなシルエットとルーフの流れるような「グランクーペ」のボディラインにより、抜群の運動性を思わせるエクステリアが完成した。BMWキドニーグリルを備えたスポーティなフロントセクションには、フロントスポイラーによってアクセントを追加。リヤには控えめなスポイラーが配置され、クーペならではのエレガントなラインを演出する。
リヤセクションを特徴づけているのは「アルピナ・スポーツ・エキゾースト・システム」のオーバル形状4本出しテールパイプ。迫力のリヤディフューザーにはカスタマーからの要望に応じて、けん引フックを組み込むこともできる。
BMWの豊富なボディカラーと「Individual」が展開する特別なエクステリアカラーからチョイスが可能。BMWアルピナ専用色として、独自のメタリックカラー「アルピナ・ブルー」と「アルピナ・グリーン」も用意されている。
最高出力355psを発揮する3.0リッター直6ツインターボディーゼル
ビターボ・チャージング・システムを採用した3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジンは、最高出力261kW(355ps)・最大トルク730Nm(74.4kgm)を発揮し、どのような走行状況下においても即座に動力を供給する。0-100km/h加速は4.8 秒、巡航最高速度270km/hを実現した。
アルピナ独自の高出力を可能にしているのは、2基のターボチャージャーと最新のインジェクションシステムを組み合わせたチャージングシステム。低圧ステージと高圧ステージのタービンに、可変タービンジオメトリーを採用したことで、自然なブースト圧とスロットルレスポンスを可能にした。
アルピナ製インタークーラーと大容量クーラー、トランスミッション・オイルクーラー、2 基の外部クーラント・クーラー、電動クーラントポンプを備えたアルピナ独自の高性能クーリングシステムを組み合わせたことで、高負荷時においても エンジンの安定性は維持される。また、クーリングパッケージの最適な冷却性能を実現するため、アンダーボディのエアフローにも手を加えた。
リヤ寄りの駆動配分を採用した「BMW xDrive」
BMWアルピナ D4 S グランクーペに採用された4WDシステムは「BMW xDrive」をベースに開発され、トルクを前後アクスルへ完全に可変配分する。グランクーペのスポーティなキャラクターに合わせて、アルピナ独自となるリヤ寄りの駆動力配分を採用した。
さらに、標準装備となったリヤの電子制御式アクティブ LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が最適なトラクションを生み出し、特に横Gがかかるコーナリング時、ドライビングダイナミクスが大幅に向上する。
エンジン付近に配される酸化触媒とSCR触媒をコーティングしたDPFによるSCRシステム、AdBlue インジェクターを備えた2基のSCR触媒により、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を大幅に低減。WLTPモード燃費は14.5km/リッター、CO2排出量は182g/kmと、環境性能も高い。
アルピナ専用チューンによる俊敏なハンドリング
足まわりに採用された「アルピナ・スポーツ・サスペンション」は、タフな路面状況にも難なく対応することが可能。ダイナミックなハンドリングに加えて、高速走行時でも優れた安定性を感じることができる。
フロントキャンバーを1.25度ネガティブに設定し、横方向への非常に優れたダイナミクスを実現した。バランスの良い減衰特性を可能にしているのが、特殊なスプリング/ダンパー構成。アルピナではおなじみの「バリアブル・ダンパー・コントロール」に加えられた独自のセッティングにより、様々な走行モードの違いを感じ取れるようになっている。フロントスタビライザーは、アルピナの4シリーズに合わせて特別に開発。効果的にロールを抑え、横方向のダイナミクスにもしっかり対応することができる。
「バリアブル・スポーツステアリング・システム」は、小さな舵角でもダイレクトなレスポンスを実現し、さらなる俊敏性をもたらす。「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」 の3モードが用意され、「コンフォート」モードでは、高速域でもスムーズな直進安定性を重視、ふたつの「スポーツ」モードはダイレクトなレスポンスを特徴とする。
安全やドライブアシスト機能を標準装備
インテリアにも充実の装備が標準設定された。シートヒーター、ステアリングホイールヒーティングなどの快適装備のほか、可変スピードリミッター、クロストラフィックウォーニング&レーンチェンジウォーニングといった安全装備や、パーキング&ドライビングアシストが組み込まれた「BMWドライビングアシストシステム」も標準で装備される。
製造番号を刻印した「アルピナ・プロダクション・プレート」、高品質なラヴァリナレザーで仕上げたステアリングホイールなど、エレガントなディテールもインテリアのラグジュアリーな雰囲気を作り出している。
アルピナを主張する20インチ鍛造ホイール
20本の繊細なスポークが、センターホイールカバーから外側のホイールリムへと続く、伝統的なアルピナ独自のホイールデザインを採用。このホイールは非常に手間のかかる鍛造工程で製造され、標準の20インチホイールサイズで約12kgという軽量化を達成している。
この軽量化により、回転質量を小さく抑えることが可能になり、高水準の走行快適性も実現した。標準のシルバー以外にも、オプションとしてブラック・フィニッシュとアントラシート・フィニッシュのホイールも用意されている。
標準装着タイヤ「ピレリPゼロ」が最大限のグリップを発揮。タイヤの側面に入った“ALP”の文字は、ピレリ社がアルピナのために特別に開発したカスタムメイドタイヤであることを表している。タイヤ開発においては、優れた乗り心地とダイナミック性能が特に重視された。
今回、アルピナはブランド独自のタイヤとして、20インチの新しいアルピナ・クラシック鍛造ホイールに組み合わせることが可能なウインタータイヤも用意。「ピレリ・ソットゼロシリーズ II」は、冬季でも確かなグリップ 力を発揮する。
優れた制動性能を発揮するため、フロントに4ピストン固定キャリパーと395mm径ブレーキディスク、リヤにはフローティングキャリパーと345mm径ブレーキディスクを組み合わせた。これは巡航最高速度が301km/h に達する「BMW ALPINA B4」にも採用された組み合わせで、確かな制動性能が確保されている。
車両本体価格(税込)
BMWアルピナ D4 S グランクーペ:1227万円(右ハンドル)
【問い合わせ】
ALPINA CALL
TEL 0120-866-250
【関連リンク】
・BMW ALPINA ジャパン・ブランドサイト
https://alpina.co.jp