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Mercedes-AMG GT 63e PHEV
リヤバンパーに充電ポートを配置
入念なカモフラージュとセンサー類を満載し、サーキットで周回を繰り返すのは、2014年のデビュー以来初のフルモデルチェンジを予定しているメルセデスAMG GTクーペだ。今回、リヤバンパーに充電ポートが配置されたモデルの撮影に成功した。
写真をよく見ると、テールライトとエキゾーストパイプの間に充電ポート用の切り込みが入っているのが分かるだろう。メルセデス・ベンツ SLクラスとメルセデスAMG GTは、ラインナップの中では兄弟車にあたる。同じようにリヤバンパー右に充電ポートを持つSLクラスのプラグインハイブリッドモデルが先日撮影されている。
様々なパワーユニット搭載の可能性も
先にデビューした「メルセデスAMG GT 63 Eパフォーマンス」と同じく、メルセデスAMG GT クーペのPHEVモデルもパワフルな4.0リッターV型8気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせることになる。そのスペックはGT 63 Eパフォーマンスの最高出力831ps、最大トルク1400Nmと同様か、それを超えることになりそうだ。
メルセデスAMG GTクーペに関しては、これまで「43」「53」「63」のバリエーションが撮影されている。これを見るだけでも、メルセデスAMGは様々なスペックをテストしていることが分かるだろう。ハイブリッドモデルに関しても、 PHEV仕様だけでなく、最高出力を700ps程度に抑えた仕様が投入されるかもしれない。
早ければ2022年中にガソリンモデルがデビューか
エクステリアに関しては、かなり厳重な偽装が施されており、そのディテールを予想するのは難しい。ただ、メルセデスは成功作となった現行モデルのスタイリングを大きく変えるつもりはないようだ。ロングノーズ&ショートデッキというクラシカルなクーペスタイルをベースに進化すると見られている。
PHEV仕様に関しては、フロントフェイスに専用エクステリアを与えるようだが、残念ながらこのスパイショットでは入念に隠されており、ディテールの違いを判断するにはもう少し待つ必要がある。
メルセデスAMG GT クーペは、早ければ2022年中に通常モデルが発表される予定。 PHEV仕様に関しては2023年中に追加されると見られている。メルセデスは欧州メーカーの例に漏れず、電動化に邁進しているが、メルセデスAMG GT クーペに関しては、しばらくは内燃機関モデルを楽しむことができそうだ。