【スクープ!】 ヘリテージデザインエディション第3弾は「911 ST」をオマージュ

【スクープ!】 1970年代のレース仕様を現代に再現!? 「ポルシェ 911 ST」の走行テストをキャッチ

ポルシェ 911 STとみられるテスト車両の走行シーン
ほぼカモフラージュのない状態でテストを続ける「ポルシェ 911 ST」。
ポルシェ 911(タイプ992)に、1970年代に数台のみ製造されたレーシングバージョン「ST」からインスピレーションを得たスペシャルモデル、「911 ST」が設定される。今回、ほぼカモフラージュのない状態でサーキットを疾走する姿が撮影された。

Porsche 911 ST 

GT3 ツーリングパッケージをベースに開発

ほぼカモフラージュのない状態でテストを続ける「ポルシェ 911 ST」。
現代に蘇る911 STのベースとなるのは「911 GT3 ツーリングパッケージ」」。エアロパーツが変更され、ダブルバブルルールなどが採用される見込みだ。

911 STのベースとなるのは「911 GT3 ツーリングパッケージ」。フロントセクションは、フロントホイールアーチ後方に追加された空力パネル以外に大きな変化はないように見える。911 GT3 RSの開発車両にも、よりアグレッシブな形状だが似たような空力パネルが設置されていた。また、今年発売された「911 スポーツクラシック」で導入されたダブルバブルルーフも採用されている。

小さな変化だが、この911 STはドアにプルハンドルを装着。この新形状のドアハンドルは、911 GT3 RSのスパイショットでも確認されていたものだ。それ以外のボディシェイプに関しては、911 GT3 ツーリングパッケージから大きな変化はないと見ていいだろう。

足元には、Y字型スポークが大胆に配置されたセンターロック式ホイールを採用し、その奥にはドリルド加工された大型のブレーキディスクが見える。

現行992をベースにした3種類のヘリテージ仕様

ほぼカモフラージュのない状態でテストを続ける「ポルシェ 911 ST」。
ポルシェは初代911をオマージュした「ヘリテージデザインエディション」を展開中。992タイプをベースに、911 STと911 RSを投入すると見られている。

リヤセクションには、エンジンカバーのメッシュに丸いカバーを配置。これは911 スポーツクラシックで採用された専用のヘリテージロゴが入れられる。センターエキゾーストを配したリヤディフューザーの形状も、911 GT3 ツーリングと同じものだろう。

現時点の情報では、911 STは911 GT3 ツーリングとパワーユニットを共有。最高出力502ps(374kw)・最大トルク469Nmを発揮する自然吸気4.0リッター水平対抗6気筒エンジンが搭載される。

911 STのデビュー時期に関しては残念ながら明らかになっていない。ポルシェは2020年にヘリテージデザインエディション第1弾となる、先代991型ベースの「911 タルガ 4S ヘリテージデザインエディション」を発表。現行992型ベースで、3種類のヘリテージデザインエディションを製造する予定だ。

1台目は今年デビューした「911 スポーツクラシック」、次が今回撮影された「911 ST」。最後に「911 RS」が控えているとされている。最後の1台については、ダックテールスポイラー、レトロなインテリア、大幅な軽量化などが図られているようだ。

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