前年同期比で41%もの成長を達成したベントレー

ベントレーがアジア太平洋地域で778台をデリバリー、2021年上半期の好調な業績に大きく貢献

ベントレーがアジア太平洋地域で778台を販売、2021年上半期も好調な業績に大きく貢献
ベントレーがアジア太平洋地域で778台を販売、2021年上半期も好調な業績に大きく貢献
ベントレーモーターズは、2021年上半期に堅調な業績を記録し、半期として過去最高を達成した。また、1億7800万ユーロの営業利益を計上したベントレーモーターズの半期業績は、通年決算で計上されたすべての数字を上回った。優れた上半期の業績は、アジア太平洋地域で778台の総販売台数を記録し、前年同期比で41%の成長を遂げたことが、要因のひとつとなっている。

日本市場においては283台を販売

ベントレーがアジア太平洋地域で778台を販売、2021年上半期も好調な業績に大きく貢献
2021年上半期のアジア太平洋地域におけるベントレーの販売台数は、778台を記録。そのうち、日本市場では283台が販売されている。

販売台数の内訳は、東南アジアが145台を販売し、前年比73%と最高の伸び率を記録。オーストラリアとニュージーランドでも142台を販売した。また、日本では283台、韓国では203台の販売台数を記録し、アジア太平洋地域の全マーケットで好調な結果を残している。

4ドアグランドツアラーのフライングスパーは、その性能と洗練されたデザインが高い評価を得ており、アジア太平洋地域では253台を販売。前年比360%という驚異的な伸びを記録した。V8エンジン・モデルが追加されたことで、俊敏性の向上とより特徴的なエンジンサウンドを求めるカスタマーにとって、フライングスパーのモデルレンジの魅力がさらに高まっている。

コンチネンタルGTと、ベンテイガも引き続き好調。ベンテイガ V8とコンチネンタルGT V8の新モデルが市場に投入されたこともあり、合計で270台と251台を販売。それぞれ10%と6%の成長を記録した。

好調な業績を残しつつ慎重な姿勢も

ベントレーがアジア太平洋地域で778台を販売、2021年上半期も好調な業績に大きく貢献
2021年上半期に好調な業績を記録したベントレーだが、東南アジアや日本を含むアジア地域では、新型コロナウイルスのパンデミックが続いており、ベントレーは楽観視はしていないようだ。

アジア太平洋地域のベントレーモーターズのリージョナルディレクターであるニコ・クールマンは、この地域の好調な業績について次のように述べている。

「アジア太平洋地域での好調な業績は、それぞれの地域の強力な正規販売店ネットワークと、魅力的なモデルレンジが揃った証と言えるでしょう」

「半期決算の成功を祝う一方で、世界の一部地域で深刻化している新型コロナウイルスの影響や、アジア太平洋地域でもパンデミックが発生していることなど年末に向けて大きなリスクがあるため、通期の見通しは楽観視しつつも慎重に捉えています。お客様のニーズにきめ細かく対応し、ダイナミックな世界情勢に機敏に対応していくことがますます重要になっています」

「当社の財務力は将来の明るい兆しを示していますし、10年以内に全モデルの完全電動化を実現して財務的に強靭で不況に強い、世界のベンチマークとなる高級車ビジネスを目指す『ビヨンド100』戦略は順調に進んでいます」

コンチネンタルGT スピードなど魅力的なモデルも投入予定

ベントレーがアジア太平洋地域で778台を販売、2021年上半期も好調な業績に大きく貢献
年末にかけて、写真のコンチネンタルGT スピード コンバーチブルをはじめ、ベンテイガ ハイブリッドやフライングスパー ハイブリッドといった魅力的なモデルの投入が予定されている。

アジア太平洋地域では、2021年末から導入を予定しているコンチネンタルGT スピードを皮切りに、新たにエキサイティングなモデルの投入を予定している。ベントレー史上最もダイナミックなロードカーであるコンチネンタルGT スピードは、シリーズの販売台数を過去最高レベルに押し上げると見られている。

新型ベンテイガSも各国にデリバリーされる予定。さらに、電動化に向けたベントレーの次のステップとして、新型ベンテイガ ハイブリッドとフライングスパーハイブリッドが、2021年末からアジア太平洋地域に導入され る予定となっている。

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