2022年のモントレー カーウィークを華やかに彩ったロールス・ロイス

百花繚乱のペブルビーチでも「映え」がすごかった! ロールス・ロイスが用意したカリナンはまさかのピンク

ロールス・ロイスの「ペブルビーチ コレクション2022」。カリナンとゴースト
ロールス・ロイスが今年のモントレーでお披露目した「ペブルビーチ コレクション2022」のカリナンとゴースト。
年に一度の高級車の祭典、モントレー カーウイークが今年も開催された。価格的にも稀少性でもまさに芸術品といえる特別な自動車が集う特別な1週間に、ロールス・ロイスは今年も来場者をあっと言わせるスペシャルモデルをもちこんだ。

クルマ同士が「映え」を競うスペシャルウイーク

ロールス・ロイスの「ペブルビーチ コレクション2022」。カリナンとゴースト
ゴースト(写真手前)とカリナン(同奥)は、昨今のロールス・ロイスで高い人気を誇る二大モデル。若年層の顧客も多く、華やかなカラーも意外なほどよく似合う。

2022年8月12〜21日、カリフォルニア州ペブルビーチの夏の風物詩、モントレー カーウイークが開催された。稀少車やカーグッズのオークション、各メーカーによる最新モデルの展示、テーマ別のコンクール デレガンスなど、クルマ好きの心をわしづかみにする催しが目白押し。街全体がエキゾーストノートと人々の笑い声で賑わうスペシャルウイークだ。

いわばクルマ同士が「映え」を競うモントレー カーウイークで、毎年ひときわ目立つ存在なのがロールス・ロイスである。今年は目にも鮮やかな最新カラーのカリナンを披露した。

“禁断のピンク”をまとったカリナン

ロールス・ロイスの「ペブルビーチ コレクション2022」。カリナンのフロントビュー
ロールス・ロイスが今年のモントレーでお披露目した「ペブルビーチ コレクション2022」のカリナン。ピンクボディカラーにホワイトのインテリアという大胆な組み合わせを採用している。

ロールス・ロイスが今回のモントレーのために用意したのは、「ペブルビーチ コレクション2022」と銘打つビスポークモデル。普段から4万4000色という膨大な数のボディカラーを用意しているロールス・ロイスが、新しいペイントを開発し、カリナンを彩った。

ブラックバッジ仕様のカリナンがまとっていたのは、「フォービドゥン ピンク(禁断のピンク)」と名付けられた新色。手仕上げの内装もホワイトのレザーを基調にしつつ、カシミアグレーとライムグリーンのアクセントを組み合わせるという、いかにも優雅な配色になっている。テール部には、格納式の2脚のチェアとカクテルテーブルをセットにした「ビューイングスイート」を装備。ちなみに、この車両ではチェアの座席部分に張り込んだレザーにもピンク色が使われている。

ゴーストは爽やかなグリーンカラーに

ロールス・ロイスの「ペブルビーチ コレクション2022」。カリナンとゴーストのサイドビュー
ロールス・ロイスが今年のモントレーでお披露目した「ペブルビーチ コレクション2022」のカリナンとゴースト。グッドウッド本社には、顧客の好みに応じてスペシャルカラーを作り上げるエキスパートが在籍している。

大胆なグリーンカラーをまとったゴーストも注目の1台。このボディカラーは「サガノ グリーン」と名付けられていることから、京都・嵯峨野の竹林をイメージしたものと想像できる。塗装面は6層構造になっていて、レイヤーごとに数時間をかけて職人が磨きをかけている。最後の2層のクリア塗装を施す前段階で、クリスタルガラスのように複雑に輝く微粒子を塗布。検査工程にも特別なライトブースを設置し、微細な部分まで徹底的にチェックを繰り返して、最終的な完成形に至るまで、何時間も手作業で磨き上げられるという。

ちなみに、ボディカラーに4万を超えるメニューを用意するロールス・ロイスだが、それでも自分の好みの色が見つからない、という顧客もいる。そういうときはグッドウッドの専門家が特別に調色をし、世界にひとつだけの色味を作りあげる。こんなところも、ロールス・ロイスがロールス・ロイスたる所以なのだ。

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著者プロフィール

三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…