ウルス ペルフォルマンテの進化の秘密はどこにあるのか?

ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテの性能はどれほどか? ベースモデルと比較して進化の度合いを測る

ウルス ペルフォルマンテ(写真下)とウルス。ウルス ペルフォルマンテの全高は20mm低められている。
ウルス ペルフォルマンテ(写真下)とウルス。ウルス ペルフォルマンテの全高は20mm低められている。
ウルスをさらにスーパーなSUVへと昇華させた「ウルス ペルフォルマンテ」。はたしてその進化の度合いはどれほどなのか? エンジン、タイヤ、ブレーキなどのスペックから向上したパフォーマンスの意味をチェックした。

Lamborghini Urus Performante vs Urus

ポイントは軽量化とエアロダイナミクスの強化

ダートを疾走するウルス ペルフォルマンテ。カーボン製のボンネットは望めば無塗装を選択することもできる。
ダートを疾走するウルス ペルフォルマンテ。カーボン製のボンネットは望めば無塗装を選択することもできる。

スーパーSUVの始祖と言える「ウルス」に軽量化を施し、洗練された空力デバイスを与えたのが「ウルス ペルフォルマンテ」である。ボンネットやホイールアーチ、リヤウイング、リヤディフューザーやルーフ(オプション)などをカーボン化することでその軽量化は47kgにも及ぶ。フロントバンパーの新形状エアカーテンやボンネットのエアアウトレット、リヤスポイラーはドラッグ低減とともにダウンフォースも増加させた。

さらにはエンジンも最高出力が向上して666psとなった。これらを総合して性能の底上げを図り、ウルスをSUVにも関わらず、別カテゴリーのスポーツカーを肩を並べる性能に押し上げているのだ。それではウルスと較べて、ウルス ペルフォルマンテはどれほどパフォーマンスが上がったのか検証してみよう。

同じエンジンでもチューニング次第で……

まずはウルス ペルフォルマンテとウルスのエンジンパフォーマンスを比較してみよう。

ウルス ペルフォルマンテのエンジン

エンジンタイプ V型8気筒
排気量 3996cc
ボア×ストローク 86×86mm
最高出力 666ps(490kW)/6000rpm
最大トルク 850Nm/2250-4500rpm
最高回転数 6800rpm

ウルスのエンジン

エンジンタイプ V型8気筒
排気量 3996cc
ボア×ストローク 86×86mm
最高出力 650ps(478kW)/6000rpm
最大トルク 850Nm/2250-4500rpm
最高回転数 6800rpm

ウルス ペルフォルマンテはウルスと同じ4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。最大トルクと最高回転数は同じだが、最高出力は素のウルスが650psなのに対して、ペルフォルマンテは666psで16psアップしている。最大トルクは同値だが850Nmもあれば、もうこれ以上いらないんじゃないかとも思う。なおそれぞれの発生回転数は両車変わらないので、ボア×ストロークはスポーツカー的なスクエアだが、最高回転数は意外と控えめな6800rpmだ。

そしてその結果としてのパフォーマンスは……

オンロードでも高い性能を発揮するウルス。
オンロードでも高い性能を発揮するウルス。

ウルス ペルフォルマンテのパフォーマンス

最高速度 306km/h
0-100km/h加速 3.3s
0-200km/h加速 11.5s
100-0km/h制動距離 32.9m

ウルスのパフォーマンス

最高速度 305km/h
0-100km/h加速 3.6s
0-200km/h加速 12.8s
100-0km/h制動距離 33.7m

ウルス ペルフォルマンテのタイヤ

フロント ピレリPゼロ 285/40ZR22(10J)
リヤ ピレリPゼロ 325/35ZR22(11.5J)

ウルスのタイヤ

フロント ピレリPゼロ 285/45ZR21(9.5J)
リヤ ピレリPゼロ 315/40ZR21(10.5J)

ウルス ペルフォルマンテの最高速度は意地で伸ばした感じもある1km/hアップの306km/h。だが前面投影面積を考えれば、300km/hを超えてからの1km/hアップは、最高出力が16psアップしただけではない、軽量化や低い車高がもたらしただろうことは想像に難くない。

ダートでもっと楽しく走れるように

ダートを疾走するウルス ペルフォルマンテ。カーボン製のボンネットは望めば無塗装を選択することもできる。
新たに「ラリー」というモードが用意されたウルス ペルフォルマンテ。

しかし、なんといっても驚くべきは0-100km/h加速だ。ウルスの3.6秒に対して、ペルフォルマンテの3.3秒は軽量化の賜物だろう。0-200km/h加速もウルスの12.8秒から11.5秒にまで進化している。約50kgもの軽量化は伊達ではないが、同時にタイヤの変更も大きいかもしれない。1サイズ幅広なだけでなく、銘柄は同じピレリPゼロだが、その中身はPゼロトロフェオRを“進化”させたと資料に書かれている。なお100-0km/hの制動距離は、ウルスの33.7mから32.9mまで3%近く低減している。

新しいスチールスプリングによって車高が20mm低められたことやトレッドが拡大したこともあり、スペックで表記しにくいコーナリング性能を大幅に向上したという。さらにドライブモード(ANIMA)には、「ラリー」というダート走行に照準をあわせたモードが用意されるなど、数値に表れない走りの質の高さもうかがわせる。実際の性能は走りを確かめて評価するしかない。実際にテストドライブする日が楽しみだ。

ランボルギーニ ウルス ペルフォマンテの走行シーン。

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