世界限定わずか5台が製造されるトラックカー、メルセデスAMG GT3 エディション55

AMG 55周年記念最新モデルはなんとレーシングカー! FIA規定から解き放たれた「メルセデスAMG GT3 エディション55」の最高出力は650ps

専用カラーリングやカーボンファイバー製パーツ、最高出力が650psにまで高められた専用パワーユニットを搭載する「メルセデスAMG GT3 エディション55」。
専用カラーリングやカーボンファイバー製パーツ、最高出力が650psにまで高められた専用パワーユニットを搭載する「メルセデスAMG GT3 エディション55」。
メルセデスAMGは、カスタマー向けレーシングカー「メルセデスAMG GT3」に、AMG誕生55周年記念モデル「エディション55(Edition 55)」を設定した。内外装に特別装備を導入したメルセデスAMG GT3 エディション55は、5台のみを限定製造。シャシーナンバーが刻印された、IWCシャフハウゼンのクロノグラフ「AMG エディション 55」が付属する。

Mercedes-AMG GT3 EDITION 55

アニバーサリーモデル初のレーシングカー

5台のみが限定製造される「メルセデスAMG GT3 エディション55」のエクステリア。
様々なモデルに設定されてきたAMG55周年モデル「エディション55」。レーシングカーは、メルセデスAMG GT3が初となる。

AMGを立ち上げたハンス・ヴェルナー・アウフレヒトは、「モータースポーツこそが、私たちの原動力である」とのポリシーを掲げており、AMGは55年の長きに渡ってモータースポーツ中心の活動を続けてきた。

1971年のスパ24時間レースにおけるメルセデス・ベンツ 300 SEL 6.8 AMGのセンセーショナルなクラス優勝から、2022年の同レースにおけるメルセデスAMG GT3の歴史的な1勝まで、過去50年、AMGは数々の伝説的な勝利を刻み続けている。

2022年に創立55周年を迎えたAMGは、ニューモデルや特別仕様車を次々と投入。レーシングカーに55周年アニバーサリーモデルが設定されるのは、今回の「メルセデスAMG GT3 エディション55」が初となる。

メルセデスAMG GT3 エディション55は、アファルターバッハのレーシングカーファクトリーにおいて、ハンドメイドで製造。FIAホモロゲーションを受けず、サーキット専用車両として5台のみが販売される。欧州における価格は62万5000ユーロとなる。

FIA規定から解き放たれたパワーユニット

5台のみが限定製造される「メルセデスAMG GT3 エディション55」のエクステリア。
FIAホモロゲーション外のモデルとして販売されるため、様々な規制から解き放たれ、AMG製6.3リッターV8エンジンは最高出力650psを発揮する。

メルセデスAMG GT3 エディション55の製造台数はわずか5台。最小限の生産台数を保証し、記録するため、メルセデスAMGは5台のシャーシナンバーに特定のレンジナンバー(「GT3.190-55」)を設定した。さらに、この限定レーシングカーには、ベースと異なる様々な特徴が与えられている。

エディション 55はFIAホモロゲーションを受けないトラックカーとして販売されるため、BoP(性能調整)に関係なく、より高いエンジンパワーを発揮することが可能になった。

専用チューンされたAMG製6.3リッターV型8気筒エンジンは最高出力650psを発揮し、FIAホモロゲーション仕様より、約100psも高い最高出力を実現。さらに、インコネル製高性能エキゾーストシステムにはサイレンサーが装着されていないため、より特徴的なエンジンサウンドを楽しむことができる。

アンスラサイトメタリックで纏めたコクピット

機能的なコクピットは、エクステリアに合わせて、マット・アンスラサイトメタリックで纏められた。ボッシュ製最新世代のデータディスプレイユニット「DDU 11」が搭載されている。
機能的なコクピットは、エクステリアに合わせて、シックなマット・アンスラサイトメタリックで纏められた。ボッシュ製最新世代のデータディスプレイユニット「DDU 11」が搭載されている。

コクピットにも、メルセデスAMG GT3 エディション55専用のディテールが施された。シートにはアニバーサリーマークが刺繍され、センターコンソールとシートのカーボンシェルには「EDITION 55 – 1 OF 5」とシリアルナンバーが刻まれたプレートが配置される。

コクピット全体のカラーはエクステリアに合わせて、レーシーなマット・アンスラサイトメタリックをチョイス。ドアシル、ドアカバー、センターコンソール、ダッシュボードには、高品質ビジブル・カーボンファイバー製エレメントが装着された。シートベルトにはシルバーのアクセントが入れられており、特別な1台であることを主張する。

今回、最新世代のデータディスプレイユニット(DDU)を搭載した。ボッシュ製「DDU 11」は高解像度グラフィックディスプレイを備え、車速、エンジン回転数、油温、水温、ラップタイム、シフト表示など、様々な走行関連情報を表示可能。また、エンジン始動時には、ディスプレイに55周年記念ロゴが表示される。

グレーとレッドを組み合わせた専用リバリー

5台のみが限定製造される「メルセデスAMG GT3 エディション55」のエクステリア。
カラーリングは、マニュファクチャー・アルパイン・グレー・ユニに、レッドのアクセントが組み合わせら得た。ドアにはAMGのロゴが大胆に配置される。

カラーとデザインも、スペシャルエディションとしての希少性を追求。マニュファクチャー・アルパイン・グレー・ユニにレッドのアクセントを加えた、専用リバリーが採用された。

マット仕上げのビジブルカーボンファイバー製エアロパーツ(フロントディフューザー、リヤディフューザー、リヤウィング、エンドプレート、フリック、ルーバー、ラジエーターグリル、サイドスカート)も、贅沢に装着された。ドアにはAMGのロゴマークが大胆にあしらわれ、リヤウイングには55周年記念ロゴも入れられている。

メルセデスAMGのモータースポーツ責任者を務めるクリストフ・ゼークミュラーは、メルセデスAMG GT3 エディション55について、次のようにコメントした。

「このスペシャルモデルによって、私たちはAMGブランドの55周年にあらためて敬意を表します。私たちが50年以上にわたって世界中のサーキットで示してきた、忘れられないモータースポーツの瞬間へのリスペクトでもあります。メルセデスAMG GT3 エディション55は、生産台数を厳しく制限しており、高品質な特別装備と追加要素を備えた5台のみが販売されます。その希少性において、他の追随を許さないコレクターズアイテムとなるでしょう」

シャシーナンバーが入れられたクロノグラフ

メルセデスAMGの公式パートナーである、スイスのIWCシャフハウゼンが、シャシーナンバーを刻印した限定クロノグラフを製作した。
メルセデスAMGの公式パートナーである、スイスのIWCシャフハウゼンが、シャシーナンバーを刻印した限定クロノグラフを製作した。

メルセデスAMG GT3 エディション55の発売に合わせて、メルセデスAMGのパートナーであるスイスの高級ウォッチブランド「IWCシャフハウゼン」は、限定ボックス「エディション55」を製作した。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ「AMG 55」には、グレード5チタン製ケースの裏側に、所有するメルセデスAMG GT3 エディション 55のシャーシナンバーを刻印。また、専用収納ボックスにはブラックのテキスタイルストラップも同梱される。この高品質クロノグラフは、オーナーの住居近くにあるIWCブティックで引き渡される予定だ。

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