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Maserati GranTurismo
ネットゥーノ仕様とBEVの2本立てデビュー
マセラティを象徴するパフォーマンスクーペ「グラントゥーリズモ」は、先代モデルが2019年11月に生産を終了。ニューモデルのワールドプレミアを前に、マセラティの中で選ばれた社員がドライバーズシートに座り、すでに多くの距離を走行している。
新型グラントゥーリズモは、V6 ネットゥーノ搭載モデルに加えて、フル電動モデル「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」もラインアップ。現在、ガソリンモデルとBEVモデルの最終的なテストが続けられており、2023年にも販売が開始される予定だ。
A6 1500 グラントゥーリズモをオマージュ
今回、公開された新型グラントゥーリズモは、特別なリバリーが施された。
1947年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーおいて公開された「A6 1500 グラントゥーリズモ」。この流麗なクーペは革命的な精神を持ち、それまで存在しなかったセグメントの先駆けとなった。その後、世界中の自動車メーカーに影響を与え、歴代のマセラティ・ロードカーにも大きな影響を与えている。
A6 1500 グラントゥーリズモは、メイド・イン・イタリーを象徴し、長距離走行や快適な旅に適した高性能モデルとして登場。第二次世界大戦後、イタリアが好景気に沸いていた当時、マセラティは自分たちの優れた製品、強さ、楽観主義、のんきな態度、勤労、そして楽しむ意志を世界に示している。
このグラントゥーリズモの原点たるモデルのデビュー75周年を記念し、写真テスト走行車にはスペシャルマーキングがボンネットや左右ドア、サイドウインドウに描かれている。