2023年デビューに向けて新型マセラティ グランカブリオがテスト中

グラントゥーリズモに続いて新型「マセラティ グランカブリオ」がモデナでテスト

今回、テスト写真が公開されたのは、3.0リッターV型6気筒ツインターボ「ネットゥーノ」エンジン搭載モデル。
今回、テスト写真が公開されたのは、3.0リッターV型6気筒ツインターボ「ネットゥーノ」エンジン搭載モデル。
マセラティは、先日発表された「グラントゥーリズモ」に続き、フルオープン仕様「グランカブリオ」のプロトタイプを公開した。今回、マセラティのモデナ本社周辺において、幾何学的なカモフラージュが施されたテスト車両を撮影し、その写真を発表している。

Maserati GranCabrio Prototype

グラントゥーリズモと同様のモデル体系に

イタリア・モデナの市街地を舞台に精力的なテストを続ける、新型「マセラティ グランカブリオ」。
2022年10月にワールドプレミアした新型グラントゥーリズモに続き、オープン仕様のグランカブリオの存在が明らかになった。グラントゥーリズモと同様に、3.0リッターV6とBEVの2本立てでデビューする。写真はエキゾーストパイプを持つガソリン仕様か。

2022年10月、マセラティはフルモデルチェンジを果たした「グラントゥーリズモ」を発表。3年ぶりに復活したグラントゥーリズモは、自社開発した3.0リッターV型6気筒ツインターボ「ネットゥーノ」エンジン搭載モデルと、マセラティの歴史上初の100%電気パワートレインを採用したフル電動モデル「フォルゴーレ」をラインナップした。

今回、グラントゥーリズモの兄弟車、フルオープンモデル「グランカブリオ」の公道におけるテストプログラムが開始されたことを受けて、マセラティはカモフラージュが施されたプロトタイプの写真を公開。グランカブリオもグラントゥーリズモ同様に、V6ネットゥーノエンジン搭載モデルと、フル電動モデルの2本立てで展開すると、マセラティは言明している。

拡大するBEVシリーズ「フォルゴーレ」

イタリア・モデナの市街地を舞台に精力的なテストを続ける、新型「マセラティ グランカブリオ」。
マセラティはラインナップの電動化を強力に進めており、グラントゥーリズモ、グランカブリオに続き、様々なモデルにBEV仕様の「フォルゴーレ」を追加していくと見られている。

マセラティは電動シリーズの名称を「フォルゴーレ」とすることを決めており、近々登場するオープンBEVも「グランカブリオ フォルゴーレ」としてデビューする。さらに、2030年までにグラントゥーリズモとグランカブリオは、完全なBEVモデルとなることも決まっている。

2023年のデビューを予定しているグランカブリオ フォルゴーレには、フォーミュラEで培われた最先端電動パワートレイン技術を搭載。800V電動テクノロジーをベースに開発され、バッテリー容量は92.5kWh、放電容量は560kW。最高システム出力は約760psを発揮する。

現在、グランカブリオの発売に先立ち、最終的なセッティング調整を含む、大規模なテストプログラムをプロトタイプモデルを使って実施中。サーキット、公道、寒冷地や砂漠地帯、様々なコンディションにおけるデータを集めている。

3.0リッターV型6気筒ツインターボを搭載する、マセラティ グラントゥーリズモ モデナ。

3年ぶりに復活した「マセラティ  グラントゥーリズモ」は3.0リッターV6ツインターボとBEVの2本立て【動画】

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