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Maserati GranCabrio Prototype
グラントゥーリズモと同様のモデル体系に
2022年10月、マセラティはフルモデルチェンジを果たした「グラントゥーリズモ」を発表。3年ぶりに復活したグラントゥーリズモは、自社開発した3.0リッターV型6気筒ツインターボ「ネットゥーノ」エンジン搭載モデルと、マセラティの歴史上初の100%電気パワートレインを採用したフル電動モデル「フォルゴーレ」をラインナップした。
今回、グラントゥーリズモの兄弟車、フルオープンモデル「グランカブリオ」の公道におけるテストプログラムが開始されたことを受けて、マセラティはカモフラージュが施されたプロトタイプの写真を公開。グランカブリオもグラントゥーリズモ同様に、V6ネットゥーノエンジン搭載モデルと、フル電動モデルの2本立てで展開すると、マセラティは言明している。
拡大するBEVシリーズ「フォルゴーレ」
マセラティは電動シリーズの名称を「フォルゴーレ」とすることを決めており、近々登場するオープンBEVも「グランカブリオ フォルゴーレ」としてデビューする。さらに、2030年までにグラントゥーリズモとグランカブリオは、完全なBEVモデルとなることも決まっている。
2023年のデビューを予定しているグランカブリオ フォルゴーレには、フォーミュラEで培われた最先端電動パワートレイン技術を搭載。800V電動テクノロジーをベースに開発され、バッテリー容量は92.5kWh、放電容量は560kW。最高システム出力は約760psを発揮する。
現在、グランカブリオの発売に先立ち、最終的なセッティング調整を含む、大規模なテストプログラムをプロトタイプモデルを使って実施中。サーキット、公道、寒冷地や砂漠地帯、様々なコンディションにおけるデータを集めている。