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SPOFEC Rolls Royce BLACK BADGE GHOST
最高出力706PS、最大トルク1002Nmを発揮
ロールス・ロイスの各モデル最上位に位置する「ブラック・バッジ(BLACK BADGE)」シリーズ。2020年にデビューしたゴーストにもブラック・バッジが設定されており、搭載される6.75リッターV型12気筒ツインターボエンジンは最高出力450kW(600PS)、最大トルク900Nmを発揮する。
今回、スポフェックは「ブラック・バッジ ゴースト」のアップデートプログラムを開発。4ドアサルーンのドライビングダイナミクスを向上させ、シックなスタイリングをよりスリリングに昇華している。
パワーユニットには、スポフェックが誇る「N-トロニック・プラグアンドプレイ・パフォーマンス・モジュール」を装着。これにより、V型12気筒ツインターボエンジンの最高出力をスタンダード仕様から106PSも向上した706PS、最大トルクを102Nm増加した1002Nmを実現したという。
完璧に制御された8速ATと、すべてのトルクを路面へと伝える全輪駆動との相互作用により、約2.5トンもの重量を持つ大型サルーンでありながら、スポーツカーをも凌駕する0-100km/h加速4.3秒を実現。最高速度に関しては、電子リミッターにより250km/hに制限されている。
ゴージャスさを増すカーボン製空力パーツ
スポフェックのデザイナーは、ブラック・バッジ ゴーストの端正なエクステリアを崩すことなく、スポーティかつゴージャスなカーボンファイバー製タイリングキットを開発した。
「スポフェック・フロント・フェイシア」は、ベースのコンポーネントと完全に置き換えられるように設計。威厳のあるブラック・バッジ ゴーストのフロントセクションをより印象的に演出する。オプションで縦に配置されたLEDポジションマーカーも用意された。
このフロント・フェイシアには、大型エアインテークも備えており、ラジエーターとフロントブレーキへのエアフローを最適化。さらに、特に高速走行時においてフロントアクスルのドラッグを抑え、操縦安定性を向上させる。
「スポフェック・ロッカーパネル」はサイドビューをより低くシャープに見せる効果を持つ。今回、ショートホイールベース仕様とロングホイールベース仕様の2種類をラインナップ。「スポフェック・リヤパネル」は、エキゾーストテールパイプのカットアウト有無を選択可能。トランクに装着される繊細なリップスポイラーと組み合わせることで、リヤセクションにさりげないスポーツイメージを追加する。
40mmローダウン化されたエアサスペンション
足元を飾るのは、ノビテックでもお馴染みアメリカのホイールメーカー「ヴォッセ(Vossen)」と共同開発した「SP2」22インチ鍛造アロイホイール。多彩なサーフェイス処理に加えて、カラーバリエーションも72色から選ぶことができる。
足まわりには、ブラック・バッジ ゴーストのエアサスペンションのために専用設計された「スポフェック・CANトロニック・サスペンションモジュール」を採用し、40mmローダウン化。低く構えたエクステリアだけでなく、低重心化によるスポーティなハンドリングも実現した。
自在なカスタマイズを楽しめるインテリア
これまでノヴィテック/スポフェックが展開してきたプログラム同様、インテリアも様々なカスタマイズが可能。ブラック・バッジ ゴーストの室内に、レザー/アルカンターラ/カーボンなど、様々なカラーや素材を組み合わせることで、よりゴージャスな独自のコクピットに演出できる。