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Bentley Flying Spur Mulliner
3種類のパワーユニットすべてに対応
フライングスパー マリナーは、カリフォルニア州で開催されたモントレー・カーウィークで公開された。このエレガントなサルーンは、フライングスパー・シリーズの頂点に位置し、英国が誇る最新のクラフトマンシップと、息を呑むような豪華さを兼ね備えている。
エクステリアはダブルダイヤモンド・フロントグリルとクローム・フロントロワグリルに、マリナーの特注ウイングベントとサテンシルバーペイントのミラーキャップが組み合わせられた。美しい装飾が施されたマリナー・22インチホイールは、ポリッシュ仕上げのグレーをチョイス。ホイールキャップは、ホイールが回転しても垂直に保たれるセルフレベリング機能を備えている。
ベントレーのアイコンであるボンネット上の「フライング B」は電動で自動展開し、イルミネーション機能も持つ。また、ジュエル付きのフューエル&オイル・キャップも装備されている。
マリナー独自の3色を組み合わせた美しいインテリア
インテリアには、マリナーがカスタムメイドした3色を組み合わせる8パターンを用意。贅沢にトリミングされたコクピットは、アクセントカラーのパイピングやステッチ、マリナー専用の刺繍で彩られる。イルミネーション付きマリナー・アウタートレッドプレートと、深みのあるマリナー・オーバーマットも採用された。
たとえば、「アスコット」仕様では、インストゥルメントパネル、ドアトリム、ヘッドライニングにインペリアルブルーのレザーをチョイスし、キャメルカラーのレザーシートを強調。さらに、3つめのカラーとしてホワイトのマイクロパイピング、刺繍、アクセントラインを組み合わせた、マリナー独自のインテリアとなっている。
「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルティング
フライングスパー マリナーには「マリナー・ドライビング・スペシフィケイション(Mulliner Driving Specification)」が標準装備されており、シートとドアに立体的な「ダイヤモンド・イン・ダイヤモン」キルティングを装備。このコントラストの効いたシートパイピングは、センターコンソールからインストゥルメントパネル周辺、ドアウエストレールの下まで、パッセンジャーを囲むアクセントとなっており、クロームインレイを強調する効果も持つ。
この「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルティングは、ベントレーが1年半をかけて開発した刺繍プロセスで、ひとつのダイヤモンドには712個のステッチが縫い込まれている。それぞれのステッチはダイヤモンドの中心に合わせて配置されている。
センターコンソールとリヤコンソールには、ダイヤモンド・ミルド・テクニカル・フィニッシュを施し、ダッシュボードにはブラッシュドシルバーのマリナー・クロックが誂えられている。
インテリアに合わせた専用のキーケース
マリナー専用の電動格納式ピクニックテーブルはフロントシート後部に取り付けられており、スイッチを押すだけで展開。独自のオーバーレイが施されたベニヤ製テーブルは展開すると自動で水平になり、ペンやスタイラス用の窪みを備えたレザートリムの表面が現れる。スイッチを長押しするとテーブルは元の位置へと収納される。
フライングスパーを購入したカスタマーには、愛車のキャビンカラー3色に合わせたマリナー専用のハンドメイドプレゼンテーションボックスに入れた、レザー製キーが2個手渡される。