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LA BOUTEILLE SUR MESURE
ブガッティ同様に自由なカスタマイズが可能に
ブガッティのオーダーメイドサービス「シュール・ムジュール」が展開する無限に近いパーソナライゼーションにインスパイアされた「ラ・ブテイユ・シュール・ムジュール」は、最高レベルのクラフトマンシップ、デザイン、テクノロジーが集約し、単なるシャンパンではなく、芸術作品と呼べる存在感を持つ。
今回、ブガッティとコラボレーションした、シャンパーニュ・カーボンは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのシャンピヨン村において、家族経営で運営されているシャンパンブランド。カーボンファイバー製ボトルが特徴であり、2017年にはF1公式シャンパンとして、ポディウムフィニッシュなどにおいて使用されている。
今回公開されたラ・ブテイユ・シュール・ムジュールは、「ラ ヴォワチュール ノワール」からインスピレーションを得た彫刻的なケースに、15リットルのシャンパーニュ・カーボン・ヴィンテージが収められた。この特製ケースは、ブガッティのパートナーであるミニチュアカーメーカー「IXO」が、150時間以上を費やして完成させたもの。ブガッティのハイパースポーツと同じプリプレグ・カーボンファイバーが314枚も使用されている。
また、ケース内部も、ラ ヴォワチュール ノワールと同じハバナブラウンの上質なレザーを使用し、クールな印象に仕上げられた。
ミニカーブランドIXOが手がけた専用ケース
今回のプロジェクトでは、ワイン/シャンパンの世界ではあり得なかったレベルのオーダーメイドシステムが導入された。ブガッティの実車を模したケース、シャンパーニュ・カーボン社の特徴でもあるカーボンファイバー製ボトル、そしてその中に眠る最高級ヴィンテージ・シャンパンまで、すべてを購入者好みに合わせて自由にカスタマイズすることができる。
ケースに関しては、ラ ヴォワチュール ノワールだけでなく、シロン、ミストラル、ボリード、ディーヴォなど、ブガッティのラインアップを彫刻的に再現。購入者は自身が所有するブガッティをケースに仕立てたり、イマジネーションを駆使し、夢のブガッティをケースで実現することができてしまう。それぞれのケースは、ミニチュアカーメーカーのIXOだからこそ、ディテールの細部にまでこだわりが貫かれた。
シャンパーニュ・カーボンのアレクサンドル・メアCEOは、「ラ・ブテイユ・シュール・ムジュール」について次のように説明する。
「シャンパーニュ・カーボンとブガッティは、これまでも非常に深い関係にありました。私たちは常に、お客様にまったく新しい体験を提供する方法を模索しています。単なるシャンパンではなく、真にユニークなライフスタイル体験を創造したいと考え、『ラ・ブテイユ・シュール・ムジュール』が実現しました。通常はふたりで楽しむブガッティ・エクスペリエンスを、同じ瞬間に多くの人と共有することができるようになりました」
極上のヴィンテージ・シャンパンからチョイス
ボトルに関しては、世界初の蓄光式鍛造カーボンファイバー製ボトルをはじめ、様々な素材を組み合わせた専用仕上げも用意。また、ボトルの中にいれるシャンパンは、シャンパーニュ・カーボンが誇る最高級のヴィンテージ、2002年の「ƎB.01」、2006年の「ƎB.02」、2013年の「ƎB.03」から選ぶことができる。
ケース内部にも、人工衛星に搭載されている自動熱力学冷却セルや、ケース内に冷気を循環させる14基の高性能ファンなど、革新的な技術を搭載。貴重なシャンパンを最適な温度に保つことが可能になった。
ブガッティ・インターナショナルのマネージング・ディレクターを務めるヴィブケ・ストールは、今回のコラボレーションについて、次のようにコメントした。
「アレクサンドル・メアCEOとシャンパン・カーボンは、ブガッティがデザイン、技術、素材など、あらゆるものからインスピレーションを得ていることを知り、強い興味を持ったそうです。ブガッティが展開する無限のカスタマイズプログラムに触れたことで、彼らはすぐに今回のアイデアを思いつきました。ブガッティを愛する人に贈られるシャンパンとボトルにも、同じようなカスタマイズの精神を提供したいと考えたのです。この個性的なシャンパンは、お客さまのハイパースポーツとも完璧なマッチを見せてくれるでしょう」