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BMW X6
ワイド化されたグリルにシャープなヘッドランプ

今回、テストを行っていた開発車両は、以前と比べるとカモフラージュ偽装が少ない状態で走行。特にリヤセクションに関しては、若干だが形状が変更されたテールランプとバンパーなど、ありのままの姿で走行している。
一方、厳重なカモフラージュ偽装が施されていることからも、今回のミッドライフモデルチェンジの中心が、フロントセクション中心となるのは間違い。既報のとおり、ヘッドライトは現行モデルよりもスリム化され、内部のライトバルブ形状も変更。このスマートなフロントフェイスに合わせて、キドニーグリルは若干だがワイドな形状となる。
話題のイルミネーション・キドニーグリルも導入されると見られるが、M3/M4、M7に導入された縦長の大型キドニーグリルはX5/X6には採用されなかった。また、グリルの形状変更に合わせてフロントのエアカーテンのデザインも変更され、より彫刻的でアグレッシブな表情を手にすることになった。
大規模アップデートされるインテリア

今回、撮影は叶わなかったが、インテリアは大きく変更される。トピックはBMW i4やiXのような大型の曲面デュアルスクリーン・ディスプレイを採用すること。さらに、現在のスタイリッシュなギヤシフターが廃止され、BMW iXに見られるような、小型セレクターが導入される見込みだ。
iXから採用された、BMWの全く新しいオペレーティングシステムとインフォテインメントシステムも搭載。これまでBMWのコクピットのアイコンとなってきた「iDrive」ノブは、統合された新たな操作機能の一部として、センターコンソールに残されると見られている。
パワーユニットに関しては、現行の4.4リッターV型8気筒ツインターボがキャリーオーバーされる見込み。ハイブリッドモデルも追加されるはずだが、現時点で詳細は明らかになっていない。生産開始は2023年春からを予定しており、早ければ2022年末、遅くとも2023年初頭にはフェイスリフトバージョンが公開されるだろう。