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Locman-Ducati Automatic Chronograph
2017年にパートナーシップ契約を締結
ナポレオン・ボナパルトの流刑地としても知られる、イタリアのエルバ島において1986年にマルコ・マントバーニが設立した「ロックマン(Locman)」。天然ダイヤを使用したアナログウォッチやカーボンファイバー製ケースの導入など、これまで革新的なモデルを次々に送り出してきた。
2017年、ロックマンはイタリアの高級バイクブランドのドゥカティとパートナーシップ契約を締結。以来、ドゥカティのチェントロスティーレがデザインを担当し、確かな技術を備えたユニークなウォッチラインを展開している。
ドゥカティのバイクと共通の高いクオリティ
第4世代に進化したロックマン-ドゥカティ・ウォッチは、オートマティック・タイムオンリー、クォーツ・クロノグラフ、オートマティック・クロノグラフの3つのモデルで構成。ドゥカティ製バイクと同様に、スポーティかつ洗練されたデザインが特徴となる。どのモデルも高品質マテリアルを贅沢に使用し、コントラストカラーとテクスチャーで構成された洗練された雰囲気に仕上げられている。
ドゥカティのチェントロスティーレにおいて、ディレクターを務めるアンドレア・フェラレッシは、最新コラボウォッチのデザインについて次のように説明する。
「新たなコレクションの開発において、ドゥカティとしては高性能なテクニカルウォッチでありながら、洗練された製品を作りたいと考えていました。これは、私たちが手がけるバイクのスタイルコンセプトと完全に一致しています。この第4世代ロックマン-ドゥカティ・ウォッチの発売は、イタリアにおいてそれぞれの分野のトップを走る2社のパートナーシップをさらに強化するでしょう」
100本限定のオートマティック・クロノグラフ
ロックマン-ドゥカティ・ウォッチが展開する3モデルは、4つのパーツから構成されたケースを共有。スチール製のふたつのラグが、同じくスチール製のセンターボディを囲み、4基の露出したネジで固定されている。ドゥカティのフレームがエンジンをシャシーの応力要素として活用しているのと同じように、時計もラグがケースを支え、ムーブメント、つまり時計の「エンジン」を支えている。
コントラストを際立たせた仕上げが採用されており、クリーンな清潔感とテクニカルな処理をバランスを持って組み合わせることで、フォーマルな場面でも使用できるデザインが実現した。例えば、サブダイヤル部分はすっきりとした処理ながらも、「Locman」と「Ducati」のロゴ部分はこれまでにない斬新な斜めのテクスチャーで入れられている。
フラッグシップの「オートマティック・クロノグラフ」は、100本の限定生産。100m(10気圧)防水を備え、3つのサブダイヤルと日付窓を備えた文字盤のグラフィックなど、エレガントで鋭いデザインが個性を主張する。また、オートマティックモデルは、チタン製ケースバックにセットされたクリスタルの舷窓から、スイスの名門メーカー「セリタ(Sellita)」社製25石ストップセコンド「SW500」を観察できるのも特徴となる。