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Aston Martin DBX
ジョシュ・オコナーがDBXでシチリアを駆ける
アストンマーティンは、DBXをテーマにした映像作品をルカ・グァダニーノ監督をはじめ各分野における一流のクリエイティブなサポートチームと協力して制作。アートディレクターは英国の伝説的なデザイナーであるピーター・サヴィルが担当した。また、主演として参加したジョシュ・オコナーは、人気ドラマ『ザ・クラウン(The Crown)』で若き日のチャールズ皇太子を演じるなど、近年注目のスターだ。
イタリアのシチリア島で撮影されたこの映像は、オコナーがアストンマーティン DBXのステアリングを握ってシチリアの田園地帯を走る、夢のような旅を描いている。ルカ・グァダニーノ監督は、新たなDBXのプロモーションムービーについて次のようにコメントした。
「この映像では、ひとりの男性とその心理、そして素晴らしい景色の中でクルマを操る姿に焦点を当てています。ジョシュがアストンマーティン DBXの運転を始めると、まるでこのクルマが美しい芸術作品になったように感じられました。彼の体形や存在感は、DBXのラインと完璧に融合していました」
英国を象徴するブランドに携わる誇り
今回、DBXと共に主演を演じたジョシュ・オコナーは、アストンマーティンへの想いを次のように語った。
「私が何よりもアピールしたかったのは、アストンマーティンが英国を代表する企業であり、英国で育った私にとってかけがえのない存在であるということです。この特別な映像では、アストンマーティンのラグジュアリーな側面と、ルカのラグジュアリーなビジョンが見事に溶け合っています。スピード感に満ち溢れたこのフィルムでは、映像全体を通じて真のスポーツカーを彷彿とさせるDBXの姿が描き出されています」
アストンマーティン・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、プロモーションムービーの出来栄えに満足を覚えたようだ。
「ジョシュ・オコナーは、人気テレビドラマで活躍する俳優であり、ピーター・サヴィルはブランドクリエーターの第一人者です。彼は、企業ロゴの作成、アイコンイメージの形成、都市のブランドアンバサダーとしての役割、コーポレートアイデンティティの完全な再構築といった分野で、その類まれな才能を発揮しています。ルカ、ジョシュ、そしてピーターという3人の異なる才能と個性がひとつに融合することで、他とは一線を画したクリエイティブな映像が生み出されました」
田園風景に映えたミノタウル・グリーンのボディカラー
オコナーが運転するアストンマーティン DBXは、ミノタウル・グリーンと呼ばれるボディカラーを纏い、明るいアイボリーカラーのインテリアを採用。これは、英国の伝統的なカラーの組み合わせを現代的に解釈したものだ。撮影用カメラは、ブドウ園やオフロードを駆け抜け神秘的でありながらもエレガントな別荘へと向かうオコナーの旅を追った。アストンマーティンのチームは、シチリア島で制作チームに合流し、繊細なイメージを描き出すヒーローショットを作成している。
この映像では、経験豊富な撮影/編集技術を活用し、走行シーンに過去の記憶や鮮やかな画像を取り入れることで、オコナーの心情を繊細に描き出した。グァダニーノ監督は、彼が制作した他のすべての映画と同様に、この映像でも視聴者がストーリーを独自に解釈することを意図したという。
グァダニーノ監督の作品には、オスカーにノミネートされた『Call Me by Your Name』(君の名前で僕を呼んで)、最近公開された『A Bigger Splash』(胸騒ぎのシチリア)や『Suspiria』(サスペリア)などがある。グァダニーノ監督は現在、初めて米国で制作する映画、『Bones & All』を撮影中。映画と並行して、インテリアデザイナーとしても成功を収めており、ウェルネスブランドの「Aesop(イソップ)」などのプロジェクトに参加している。
「私の映画は、一緒に仕事をする才能溢れる人々との素晴らしい相互作用によって生み出されます。私たちは5月にこのフィルムを撮影しましたが、DBXの美しいミノタウル・グリーンのボディカラーは、私がよく知っているシチリアの風景に溶け込み、映像にさらなる深みと陰影を生み出してくれました。DBXは光と影を印象的に表現する彫刻家、アニッシュ・カプーアの作品を連想させます」と、グァダニーノ監督は撮影を振り返った。
英国出身のデヴ・ハインズが音楽を担当
マレク・ライクマンは、改めてグァダニーノ監督がこのショートムービで発揮したクリエイティビティを絶賛した。
「ルカは、美しさの本質に関して私たちと同じ考え方を持っていました。監督として、彼は並外れた能力を備えています。彼の光の表現方法はまるで魔法のようです。彼はまた、素材と形態に対する素晴らしい感性の持ち主でもあります。私たちは、例えばラジエーターグリルのアルミニウムに映り込む太陽や、ボディパネルに反射した光が移動するときに織りなす影といったものを表現したかったのです」
経験豊富なグァダニーノ監督は、すべてのフレームの細部に至るまで注意を払い、力強く神秘的なストーリーを作成。音楽プロデューサーは、有名な英国のミュージシャン、プロデューサー、作曲家であるデヴ・ハインズが担当し、才能溢れるクリエーターによる素晴らしいコラボレーション作品に仕上がった。
「私たちは108年の歴史を持つ超高級ブランドです。この新しい映像は、アストンマーティンのブランド・イメージを完璧に表現し、ブランドの精神や思想に忠実に作成されました。ルカ・グァダニーノは、流行に左右されることのない監督です。彼は未来の思想家であり、私たちは今回の映像を作成するにあたって、彼に完全な創造的自由を与えました」と、ライクマンは付け加えた。