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マクラーレン 12Cの販売をスタートした2011年
マクラーレン・オートモーティブの最初の正規販売代理店は、2011年夏に英国・ロンドンでオープン。マクラーレン初のスーパーカーである12Cをカスタマーにデリバリーした。それからの10年間、マクラーレンは全世界40の国や地域にセールスネットワークを拡大。数々のモデルにおいて高い評価を得てきた。
マクラーレンでは、増加し続けるカスタマーがモダンでラグジュアリーな体験を存分に味わえるよう、ビスポーク部門である「マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)」を通して、自身のスーパースポーツをパーソナライズするサービスも展開。MSOを活用することで、デザイナー、エンジニア、職人からなる専任のチームと共に、独創的なビジョンやアイデアに命を吹き込むことができる。
次の10年を担うPHEVスーパースポーツ「アルトゥーラ」
マクラーレンは、2018年に2番目となる施設「マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター(MCTC)」をヨークシャーに設立。MCTCでは、軽量で優れたパッケージングを誇る革新的なカーボンファイバー製アーキテクチャーが製造され、これを最初に採用したのが完全新規開発のハイブリッドスーパースポーツの「アルトゥーラ」となる。
このカーボンファイバー製アーキテクチャーは、アルトゥーラだけでなく次の10年に向けてマクラーレンが描く電動化ビジョンの実現に貢献することとなる。カスタマーがマクラーレンに求める俊敏性や特質の維持・向上のためには、重量削減が命題とマクラーレン・オートモーティブは断言する。
一方、ロングテールの系譜を受け継ぐ最新モデルとして、先日発表されたばかりの「765LT スパイダー」は、すでに年内の生産分が完売。マクラーレン・オートモーティブのマイク・フルーウィットCEOは、今回の100店舗目オープンについて次のようにコメントした。
「販売代理店の協力のもと、私たちはわずか10年で ロンドンの1号店から始まり、2021年後期に中国で100店舗目をオープンするまでに成長しました。特に目覚ましい成長を続ける中国市場では、多くのファンを獲得しています」
「これは、わが社の国際性や今後のビジョンにも合致します。次の10年は、マクラーレンだけでなく自動車界全体にとっても極めて刺激的で革新的なものとなるでしょう。電動化の未来を率先して受け入れ、まったく新しい軽量なアルトゥーラを生み出したように、私たちは世界最高のドライバーズカーを生み出すため、これからも限界を押し広げていきます」