新型レンジローバースポーツ日本上陸! ガソリンモデルは初期限定車のみ

「スタイリッシュでスポーティ」23インチを履きこなす新型レンジローバースポーツが日本上陸

新型レンジローバースポーツ上陸
レンジローバーファミリーの新たな主力モデルのお披露目に力が入るジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長マグナス・ハンソン氏(写真左)。
新世代アーキテクチャー「MLA-Flex」を採用した3代目レンジローバースポーツが初公開された。ひと目でレンジローバー・ファミリーだとわかるライト形状やフラッシュサーフェイスウインドウを採用しつつも、より力強いデザインへと進化を果たしている。

LAND ROVER RANGE ROVER SPORT

3世代目に進化したレンジローバースポーツ

レンジローバー譲りの高い悪路走破性とスポーティなハンドリングを併せ持つ、新型レンジローバースポーツがついに日本初披露となった。

3代目となる新型レンジローバースポーツは、筋肉質でマッシブなエクステリアデザインがとても魅力的なSUVだ。ボディサイズはやや拡大し、全長4946×全幅2209×全高1820mmでホイールベースは2997mmとなった。張りのあるサーフェイスや後方に向かって傾斜したフローティングルーフ、短いフロントオーバーハングなど、レンジローバースポーツならではの意匠を引き継ぎつつ、より力強く進化させたデザインが特徴的である。

最先端の電子制御システムを満載

もうひとつの大きな特徴が電動化を念頭にあらゆるパワートレインに対応する新世代アーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」を採用したことだ。5代目レンジローバーと同じく、内燃機関(ICE)、プラグインハイブリッド(PHV)、バッテリーEV(BEV)という様々なパワートレインと組み合わせが可能だという。

ランドローバー史上最も先進的だというシャシーテクノロジーだけでなく、48V駆動の電子制御アクティブロールコントロールシステム「ダイナミックレスポンスプロ」やサスペンションの帯域幅を広げたスイッチャブルボリュームエアスプリングを初採用した新世代の「ダイナミックエアサスペンション」により、オフロード走破性は新たな高みに達しているという。

ますます激戦化するプレミアムSUVカテゴリー

国内導入モデルのパワートレインは3.0リッター直列6気筒のガソリンとディーゼルの設定。国内での受注はすでに開始されており、車両本体価格は税込み1068万円から。

4.4リッターV8ガソリンと3.0リッター直6ディーゼルを用意するレンジローバーに対し、レンジローバースポーツは3.0リッター直6ツインターボのガソリン(400PS、550Nm)とディーゼル(300PS、650Nm)のそれぞれマイルドハイブリッド仕様のラインナップとなる。直6ガソリンは初期限定車のファーストエディションのみの設定だが、そう遠くない将来にプラグインハイブリッド(3.0リッター直6ツインターボガソリンエンジン+モーター)も追加されるという。

2024年にはレンジローバーにBEVモデルも用意されるという。モダンで力強いデザインに高レベルな悪路走破性を備えた新型レンジローバースポーツ。3代目も人気モデルとなるに違いない。

PHOTO&REPORT/石川亮平(Ryohei ISHIKAWA)

車両販売価格(税込)

RANGE ROVER SPORT S:1068万円
RANGE ROVER SPORT DYNAMIC S:1119万円
RANGE ROVER SPORT DYNAMIC SE:1192万円
RANGE ROVER SPORT DYNAMIC HSE:1296万円
RANGE ROVER SPORT AUTOBIOGRAPHY:1457万円

【関連リンク】
ランドローバー 公式サイト

新型ランドローバー レンジローバースポーツのオフロード走行イメージ

新型レンジローバースポーツ、デビュー! 激流を駆けあがる迫力の動画も同時公開 【動画】

ランドローバーは2022年5月10日、新型「レンジローバースポーツ(Range Rover Sport)」をワールドプレミアした。内燃機からBEVまで対応する先進アーキテクチャーをベースに開発された3代目は、まず3タイプの内燃機+PHEVモデルから導入をスタート。追ってBEVモデルも投入する。

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