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F1やインディカーで豊富な経験を持つグロージャン

フランスとスイスの二重国籍を所有するグロージャンは、1986年4月17日生まれの36歳。ルノー、ロータス、ハースなどから、約10年におよぶF1参戦のキャリアを持つ。過去2シーズンは、米国でインディカー・シリーズに参戦していた。
2023年シーズン、グロージャンはランボルギーニ・ファクトリードライバーのアンドレア・カルダレッリ、ミルコ・ボルトロッティとともに、アイアン・リンクスのランボルギーニ ウラカン GT3 EVO2をドライブし、デイトナ24時間レースに参戦。2023年シーズン中、いくつかの耐久レースへの参戦も決まっており、詳しいプログラムは追って発表される予定だ。
さらにGT3プログラムに加え、カルダレッリ、ボルトロッティとともに、ランボルギーニとアイアン・リンクス(Iron Lynx)はが現在開発を進めている、LMDhマシンのテストドライバーも担当。2024年シーズンから、LMDhマシンでFIA世界耐久選手権(WEC)と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも参戦することが決まっている。
間もなくグロージャンによるLMDhのテストがスタート

スイスのDCレーシング・ソリューションズ社が所有するアイアン・リンクス、FIA世界耐久選手権と、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に、ランボルギーニのパートナーチームとして参戦。また、アイアン・リンクスとランボルギーニは、30年にわたるチャンピオンシップのノウハウを持つプレマ・エンジニアリングとも緊密に連携していく。
ファトリードライバーとして、ランボルギーニに加わることになったグロージャンは、次のように喜びのコメントを語った。
「まずは、ランボルギーニのファクトリーチームに加入できることを光栄に思います。私や子供たちを含め、クルマを愛するすべての人にとって、ランボルギーニは特別なブランドです。さらにふたつのトピックにも興奮しています。ひとつはこれまでデイトナ24時間で成功を収めてきたウラカン GT3でシーズンをスタートできること。そして、アイアン・リンクスのような素晴らしいチームと仕事をすることで、新たな発見もありそうです」
「2022年後半からは新型LMDhマシンの開発もスタートします。この美しいレーシングカーを、一足先に見ることができて、私はラッキーでしたね(笑)。耐久レースシリーズは、多くのコンストラクターが参入してきたことで、非常にエキサイティングなカテゴリーになりつつあります。ランボルギーニは成功を手にしてきたブランドです、将来的にきっとうまくいくはずです」